GT-Rだけじゃない!! 超フツーのマークIIですら急騰!? 爆上がり中古車5選

■セドグロステーションワゴンが200万円越え!? ベンコラ仕様がとくに人気

 セドリック&グロリア自体は1995年にVQ型V6エンジンを搭載したY33型が販売されていたが、ステーションワゴンは1983年登場のY30型が1999年まで継続販売されていた。

 Y30型セドリック&グロリア自体は日本初のV6エンジンとなるVG型の搭載と、当時のクラウン同様に5ナンバーサイズで高級車を成立させていたという点くらいしか大きな特徴はない。

 しかし、Y30型セドリック&グロリアワゴンステーションワゴンの現役時代終盤でもある種の個性となっており、今になると「旧車のジャンルに近い割には年式が新しい」という強みにもなっている可能性も。

 Y30型セドリック&グロリアステーションワゴンの中古車価格は1995年式以降で見ると、20台程度が流通しており、価格は40万円~230万円、中心となるのは100万円前後という具合だ。

Y30型セドリック&グロリアステーションワゴンの中古車価格は、40万円~230万円、中心となるのは100万円前後である
Y30型セドリック&グロリアステーションワゴンの中古車価格は、40万円~230万円、中心となるのは100万円前後である

 そのなかでも高値なのは今やセダンボディのタクシーでも見なくなったベンコラ(コラムシフトAT+前席三人掛けのベンチシート)の後ろ向き3列目シート付きである。この仕様だと是非はともかくとして3-3-2の8人乗車も可能だ。

 なお、クラウンのステーションワゴンも1999年にクラウンエステートに移行するまで1987年登場の130系が継続販売されたが、こちらも中古車価格はY30型セドリック&グロリアステーションワゴンに近い傾向がある。

■アウトドアブームが後押し!? ボンゴフレンディも200万円するゾ

 1995年登場のボンゴフレンディは短いノーズを持ち、エンジンは前席下に搭載するキャブオーバー型ミニバンである。ボンゴフレンディの最大にして唯一の特徴は車内からアクセスできるオートフリートップの採用だ。簡単に言えばルーフに格納式のテントが装備されていたのである。

 電動で開閉可能なオートフリートップは大人二人が就寝可能なスペースがなによりも魅力。そしてオープンにすれば車内でも立ったまま着替えができるなどのメリットがあり、現役自体から人気だった。

 今でも「オートフリートップが欲しい」というファンは一定数いるようで、ボンゴフレンディの中古車は約30台流通しているなか、20台前後がオートフリートップ付だ。オートフリートップ付の中古車価格は45万円~200万円といったところで、100万円~130万円が中心価格帯だ。

オートフリートップ付の中古車価格は45万円~200万円といったところで、100万円~130万円が中心価格帯となっている
オートフリートップ付の中古車価格は45万円~200万円といったところで、100万円~130万円が中心価格帯となっている

 また、オートフリートップ同様のルーフテントには根強いファンがいるようで、初代ステップワゴンのルーフテント付となるフィールドデッキは少数しか流通していないが、中古車価格は40万円~160万円と年式などを考えれば高いプライスとなっている。

■20年以上前の軽が60万円!? ヴィヴィオビストロが超急騰

 レックスの後継車となる軽ハッチバックとして1992年登場したヴィヴィオは、軽乗用車とは思えない4気筒エンジンの搭載や四輪独立のストラット式サスペンションの採用をはじめとした、全体的な質感の高さが魅力だった。

 そのヴィヴィオに1995年に加わったのがクラシカルなフロントマスクとプチゴージャスなインテリアを持ち、小さな高級車的な雰囲気のあるビストロだ。意外な人気を集め、ヴィヴィオの柱に成長した。

 ヴィヴィオビストロは現在30台程度が流通しており、価格は20万円~60万円、40万円前後が中古車価格帯となっており、最短でも25年近く時間の経った軽乗用車としては高い。

 またスポーツモデルの範囲となるが、ヴィヴィオビストロの中古車にはスーパーチャージャーも探せばあるの加え、MTがそれなりに流通している点も魅力だ。

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