絶滅危惧種 セリカGT-FOURを手に入れる最後のチャンスは今!! 

少ない中でまだ数があるのがST205

 そして、セリカGT-FOURの中古車の中心となっているのがST205型。このST205型セリカGT-FOURの中古車の流通台数も約17台となっている。

 1993年から1999年に販売されたST200型セリカの中古車の全流通台数が約41台なので、約42%がGT-FOURになっている。

丸4灯のヘッドランプにより精悍な表情に仕上げられていたST205。セリカでのWRCの最後のベース車両。WRC仕様はリアウイングがゲタ付きで高くなっていた

 また、中古車価格帯は約50万~約259万円と幅広くなっている。車両本体価格100万円以下の中古車の多くは走行距離が10万km以上となっている。

 そのいっぽうで、車両本体価格が200万円以上という高額な物件も数台あり、中には走行距離が2.7万kmという驚きの物件も見つかる。

 ボディカラーはラリーカーのレプリカが作りやすい白が最も多く、そのほかはシルバーとレッド、ブラックが数台見つかる程度となっている。

 こうして見ると、3世代に設定されたセリカGT-FOURの中古車を手に入れるにはST165型、ST185型は200万円、最終型のST205型でも予算は150万円が必要となるようだ。

 年式の進んだ中古車のため、トラブルの発生は避けられないようだ。ターボエンジンのため、タービンなどの補器類をはじめインタークーラーやラジエターなど冷却系のホース類のトラブル。そしてLSDやギアなどのオイル漏れのトラブルが多く発生しているようだ。

  スポーツカーゆえに熱い走りをされたクルマも多いので、購入したらアライメント調整やブレーキパッドの交換は無条件に行いたい。

 昭和から平成にかけてWRCで躍動したセリカGT-FOURの中古車を購入するチャンスは少なくなっている。

セリカGT-FOURは3代にわたり生産されてきたが、ラリーイメージが強いこともありカストロールカラーをはじめWRCマシンのレプリカ仕様も数多い

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