ホンダの北米向けミッドサイズSUV「パスポート」がフルモデルチェンジを果たした。新型で4代目となるパスポートは、初代を思わせる角目ライトに回帰。ひょっとしてこれからのホンダSUVはみんな角目になるのだろうか?
文:ベストカーWeb編集部/写真:ホンダ
【画像ギャラリー】オレンジのボディが激カッコイイから見て! ホンダパスポートの大量画像はここから!(27枚)画像ギャラリー■いすゞミューウィザードの雰囲気が復活?
11月13日、北米ホンダが2026年モデルとして、新型パスポートを発表した。パスポートはもともと、1990年代の北米市場でSUV拡充を急いだホンダが、いすゞのミューウィザード(2代目はいすゞウィザード)のOEM車として発売したクルマだ。
とはいえOEM供給は2代目で終わり、2019年に登場した3代目モデルからはホンダの自社開発モデルとなった。今回登場する4代目は、それを受け継ぐモデルだ。
パッと見の印象だが、角目ヘッドランプやブラックアウトされたDピラー、極太のCピラーなどが初代との共通性を感じさせる。カクカクボディが復活した感じだが、ホンダのSUVが再びスクエアデザインに回帰する前触れかもしれない。
電動化が叫ばれる中にあって、パスポートのパワーユニットはV6・3.5Lガソリン一本槍という潔さ。パワーは285psだ。これに10速(!)ATを組み合わせ、高効率なドライビングを可能にしている。
4WDシステムは、ホンダ独自の4輪制御であるトルクベクタリングi-VTM4の第2世代を搭載。トルク容量で40%、応答速度で30%性能を高めたリアのドライブユニットが、より広範な路面・地形でのトラクション確保に貢献している。ドライブモードはなんと7つ!
【画像ギャラリー】オレンジのボディが激カッコイイから見て! ホンダパスポートの大量画像はここから!(27枚)画像ギャラリー■ホイールベース延長で後席足元と荷室が拡大
ディメンションだが、全長4841mm、全幅2019mm、全高1857mm。7cm伸びて2890mmとなったホイールベースのおかげで後席足元と荷室容量が拡大しており、特に荷室容量は歴代パスポート最大となった。
現代のSUVだけあってインフォテインメント系も優れている。インパネは10.2インチのフルデジタルで多彩な情報表示が可能。トレイルスポーツというグレードでは標高や車体のピッチ、ロールなども表示する。
センターコンソールのタッチ式ディスプレイは12.3インチ。Googleがビルトインされており、スマホなしでもGoogleマップやGoogleアシスタントが利用できる。USB-Cポートは前席と後席にそれぞれ2つずつ備わる。
新型パスポートは、北米アラバマ州にあるホンダのリンカーン工場で製造され、2025年初頭から販売が始まる。価格は4万ドル台(約620万円台)半ばからとなる予定だ。
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コメント
コメントの使い方シンプル傾向ながらもちゃんとデザインに特徴を作っていて良いですよね。
北米サイトで見た時、ホンダとは最初思えなかったです。新興メーカーも多数こういうのにチャレンジしていますが、垢ぬけているので欧州メーカーっぽくさえ見える。
北米で最低4万ドルというのは日本では高額帯になるということですが、RAV4みたいに割安で国内導入された例もあるので期待せずには居られません。