あおり運転など、運転中のトラブルからの自衛の手段としてドライブレコーダーが注目されているが、ドライブレコーダー代に工賃に…と、大切なお金がみるみる減っていく。
追い討ちをかけるように消費税増税。生きづらい世の中である。本当は、ドライブレコーダーなんか必要のないクルマ社会が一番なんですけどね。
本企画は、手持ちのスマートフォンにドライブレコーダーアプリをインストールし、スマホをドラレコ替わりにしちゃおうという企画である。
なぜアプリなのかというと、録画自体はスマートフォンに入っているカメラアプリでももちろん可能なのだが、撮りっぱなしとなるためデータ容量を圧迫してしまうのだ。アプリなら、衝撃を感知した時だけ録画してくれるので容量を効率的に使うことができる。
さらには、GPSと連動して、録画した際の経路を記録してくれたり、道路標識を認識したりするなど、運転のアシストをしてくれる機能もある。
本企画を制作するにあたり、ダウンロード数が多いドライブレコーダーアプリを複数ダウンロードし、実際に使ってみた。そのなかから、使い勝手がよかったものを厳選して紹介する。
用意するものはスマートフォンのほか、スマートフォン車載ホルダーが必要だ。ホルダーは、スマートフォンの角度が調整しやすいものを実際に試してから選ぼう。
※本稿は2019年10月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年11月10日号
■オススメアプリその1 DriveMateSafetyCam(CARMATE・無料)
カー用品メーカー「カーメイト」がリリースしているドライブレコーダーアプリだ。iPhone(iOS)専用アプリとなっている。無料だ。
衝撃感度は高中低の3種類から選ぶことができる。録画は衝撃を感知した前後5秒(合計10秒)と10秒(合計20秒)の2パターンから選択可能。
警告音機能があり、「前方接近」「前方発進」「信号注意」の3つの警告音を発してドライブをサポートする。
さらに、走行距離が1kmを超えると、運転診断をしてくれる機能がある。試しにやってみたら、スコアは73点。「車間ツメツメMAN」という診断をされた。ごめんなさい。
■オススメアプリその2 Safety Sight(損保ジャパン日本興亜・無料)
損保ジャパン日本興亜がリリースしたドライブレコーダーアプリ。iPhone(iOS)版とAndroid版の両方がある。無料だ。
とにかく多機能で、緊急連絡先を登録することで万が一の事故の際にすぐに緊急電話をかけられる「緊急連絡先自動表示機能」のほか、衝撃検知加速度を0.1G~1.0Gの間を0.05G刻みで設定できる。
前方車接近アラート、前方車両発進お知らせ、急操作アラート、運転診断機能、車間距離の表示などなど。
運転診断に必要な走行距離は1km以上で、診断結果と一緒に走行ルートや加速度、車間距離を記録した走行情報が記録される。
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