■オススメアプリその3 DailyRoads Voyager(DailyRoads・無料)
DailyRoads VoyagerはAndroid専用のドラレコアプリだ。価格はもちろん無料。
ここまで紹介した2製品と違い、録画時間の長さを自由に設定できることが特徴。また、録画を開始すると常に録画を続け、設定した衝撃感度の衝撃が入ると、そのビデオをロック=上書き消去しないという挙動をする。
その衝撃感度の設定も自由に変更可能なほか、ビデオ品質、アプリが使用するストレージの容量を設定、直近で何個の録画データを保持するか、充電器をセットしたら録画を自動で始めるかなど、とにかく設定項目が豊富なので、スマホ上級者に特におすすめのアプリだろう。
静止画の撮影も可能なほか、撮影環境の設定(晴れ、曇り、暗い夜など)も行える。
■やっぱりドラレコが欲しいなら……
(TEXT/佐々木亘)
ドラレコアプリで使用するスマホカメラの画角は、広いものでも80度程とドラレコとしては充分ではないため、横から飛び出してくる人やクルマの動きを撮りきれず、事故に至るまでの詳細を充分に記録できないケースも考えられます。
ドラレコはそれに対し、クルマのフロントガラスよりも広い範囲を録画できるほど画角の広いカメラを使用しているので、事故の経緯をもれなく詳細に記録することができます。
なかでも、「コムテック:ZDR026」は前後にカメラを装備しており、画角が広くおすすめです。非常に小さい本体ながら、カメラの水平画角は113度と広く、クルマの周囲の状況をもれなく記録することができます。
また、最新のドラレコで各メーカーが力を入れているのが、夜間撮影の性能アップです。一般的なスマホカメラでは、暗い場面の撮影は不得意な機種が多く、昼間の映像に比べると画質が劣ってしまいます。ですので、夜の撮影に強いカメラ機能を搭載した商品が増えています。
「パイオニア:VREC-DZ600C」は、従来の100分の1の光量で撮影可能なナイトサイトを搭載しています。暗い状況でも、ナンバープレートの数字までしっかり認識できるほど鮮明な映像を撮影することができます。
ドラレコを選択する際のポイントは、「画角の広さ」と「夜間撮影の性能」です。この2点をしっかりとおさえて、最適な一台を選択しましょう!
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いかがだっただろうか。ドラレコアプリを使う場合、必要なものはスマホスタンドくらいで、とにかく手頃。スマートフォンらしく、アプリの設定変更や録画データの閲覧がしやすいことも利点のひとつだ。
しかし、ドラレコはドライブレコーディングに特化したカメラ性能や機能を備えている。予算の問題がないなら、ドラレコを装着できるに越したことはないが、ドラレコが付いていないレンタカーやカーシェアリングの場合など、装着ができない状況もある。備えあれば憂いなし。スマホをドラレコ替わりにできるよう、アプリを入れておくことをすすめたい。
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