BYDが世界中で新車攻勢に出ている。欧州で始まったブリュッセルモーターショーでは、ATTO3の弟分「ATTO 2」を初公開した。このATTO 2、全長4.3mというコンパクト電動SUV。日本に来たらライバルも限られ、意外なヒットモデルになるんじゃなかろうか!?
文:ベストカーWeb編集部/写真:BYD
【画像ギャラリー】eビターラのライバル確実! 「中国結び」になってるATTO 2のテールランプを見て!(6枚)画像ギャラリーサイズに見合わぬ堂々とした存在感!
かねてから予告していた通り、欧州BYDがコンパクト電動SUV「ATTO 2」を公開した。BYDはすでに欧州でATTO 3を発売済みだが、その弟分ということになる。
ボディサイズは全長4310mm、全幅1830mm、全高1675mm。ATTO 3より145mm短く、ホンダ・ヴェゼルのサイズがほぼ同じだ。
とはいえこちらはBEV。BYDお得意のブレードバッテリーを搭載し、電池セルをボディ骨格に直付けするセル・トゥ・ボディという最新技術を、コンパクト車として初採用している。バッテリーパックの上部カバーは、キャビンの床としてそのまま機能しているそうだ。
ATTO 2のボディだが、ATTO 3よりもボクシーさが強調されており、数値的なサイズより大きく見える。
【画像ギャラリー】eビターラのライバル確実! 「中国結び」になってるATTO 2のテールランプを見て!(6枚)画像ギャラリー日本に来たら脅威となりそう!
インテリアは物理ボタンを極力排したシンプルなしつらえで、まるでテスラ車のようだ。ダッシュボード中央にはBYDお得意の回転式タッチディスプレイが備わる。ルーフには巨大なパノラマガラスルーフが収まり、ラゲッジルームはリアシートを立てた状態で400L、倒せば1340Lという容量を誇る。
搭載バッテリーはリン酸鉄リチウムイオン電池。容量は45.1kWhだが、遠からずより遠くまで走れるロングレンジモデルが追加されるという。モーター出力は130kW(約177p)と侮れないパワーを誇り、駆動方式はFFのみだ。
このATTO 2、今のところ日本導入の動きはないが、日本にはこのクラスのBEVがBYDドルフィン程度しか存在しないため(※スズキeビターラも発売待ち!)、仮に入ってくれば注目を集めることは確実だ。BYDなら価格も相当がんばってくるだろう。
日本のBYDはシーライオン7の導入でしばらく高級路線にシフトしそうだが、その先では再び手頃なモデルを投入してくるはず。ATTO 2はその有力候補だろう。
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