低く身構えた美しいスタイルに、見ているだけでウットリとしてしまう。値段は億超えが当たり前。生産台数も数台程度。普通に生活をしていれば絶対に手が届かない。スーパーカーはまさに高嶺の花といえる存在だが、クルマには欠かせない装備ともいえるトランクルームは予想だにしない場所にあった!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:RM Sotheby’s/PAGANI AUTOMOBILI S.P.A./ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】そんな箇所にあるなんて知らなかったぜ!!!!! モンスター級のスーパーカーでもトランクルームはしっかり完備!!!!!(11枚)画像ギャラリー使い勝手が良さそうなゴードン・マレーの傑作
F1世界選手権において16戦15勝という驚異的な成績を収めたマクラーレンが、市販車でも世界最高のパフォーマンスを発揮するべくしてプロジェクトがスタートしたのが1989年のこと。マクラーレンF1の製作および、マクラーレン・カーズが設立した年でもある。
マクラーレンF1は中央に運転席、左右に助手席を1席ずつ設けたセンターシートレイアウトを採用したほか、市販車としては初となるカーボンファイバー製の素材を使用した。デザイナーのひとりには、F1チャンピオンマシンを手掛けたゴードン・マレーらが名を連ねている。
豪華仕立てのマクラーレンF1は、1992年からレーシングモデルを含めてわずかな台数が製造された。なかでも市販モデルの台数は極めて少なく価格は1億円を超えたが、その希少性がコレクターの気持ちをゆさぶり、オークションでは20倍以上の価格で落札されている。
マクラーレンF1のトランクルームは、車体両側の助手席とリアタイヤ中間のホイールベース内側に存在する。奥行きはまずまずといったところで、バスのトランクと構造上は同じなのである。
ちなみに、マクラーレンF1には専用カバンが付属しており、トランクスペースを最大限活かせるように設計されていたという。付属品までもが豪華なマクラーレンF1は、スーパーカーの常識を覆した唯一無二の1台だ。
【画像ギャラリー】そんな箇所にあるなんて知らなかったぜ!!!!! モンスター級のスーパーカーでもトランクルームはしっかり完備!!!!!(11枚)画像ギャラリー跳ね馬が輝く限定バッグが鎮座
「レーサーというものは、誰もが自分は死なないと信じている。死と背中合わせの情熱。恐るべき喜びだ」。イタリアの英雄、フェラーリを立ち上げたエンツォ・フェラーリの言葉である。
時は流れ、フェラーリ創立55周年のタイミングで、創業者の名を冠した1台がデビューを果たしたのが2002年。フェラーリとしては21世紀初の限定車であり、ブランドの伝統である大出力エンジンをミッドシップに搭載するフォーマットが引き継がれている。
F1マシンのようなフロントノーズや大きく張り出した前後フェンダーを備えた羽馬のデザインを担当したのは、ピニンファリーナに所属していた日本人の奥山清行だった。
エンツォ・フェラーリのトランクルームは、フロントフード。こちらもマクラーレンF1と同様に専用のカバンを付属しているものの、スペースにゆとりがあるとは言えない。少量生産車を手に入れる事で付属してくるカバンというのは、なんともロマンがある。
また、ポルシェ911、日本車だと軽スポーツカーのホンダS660が、フロントフードにトランクルームを設けていた。
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