初代モデルから引き継がれる伝統
ランボルギーニでデザイナーを務めていたオラチオ・パガーニが、1992年に独立して立ち上げたのが、パガーニ・アウトモビリ。1999年、初のロードカーとなるゾンダC12が発表された。
ゾンダはさまざまな仕様が限定販売されたほか、顧客の要望に応じたワンオフモデルも多数手がけられている。日本ではZOZOTOWN創始者の前澤友作氏がゾンタZOZOをオーダーし、イベントなどに姿を見せていたこともあった。
その後2011年にはウアイラ、2022年にはウトピアを登場させているが、トランクルームの位置は一貫している。パガーニ製のクルマはリヤカウルを跳ね上げることができるのだが、トランクルームはその下に隠されているのだ。
設置位置はマクラーレンF1と近いが、スペースは非常に狭くビジネスバックが1個分入るかなといった程度。また、メルセデス・AMG製V12気筒エンジンがすぐ近くに鎮座しているのも、非常に痺れるポイントだ。
上記3台のようなスーパーカーを買う人のなかで、トランクルームの広さを重視している人なんていない。それでも公道走行が可能なロードカーとして、トランクルームを設けた試み。
普段街中で見かけるクルマとはかけ離れた姿&カタチをしているけど、根っこは同じクルマというカテゴリー。限りあるスペースを存分に使える層が一握りはいるなんて。
妄想はし放題。けど叶わぬことのない厳しい現実を突きつけられ、ふと我に返る。まだ寒い冬はしばらく続きそうだ。
【画像ギャラリー】そんな箇所にあるなんて知らなかったぜ!!!!! モンスター級のスーパーカーでもトランクルームはしっかり完備!!!!!(11枚)画像ギャラリー
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