【アウディA1&ボルボS60】これぞ世界基準!! 注目の最新輸入車試乗 2連発!!!

【アウディA1&ボルボS60】これぞ世界基準!! 注目の最新輸入車試乗 2連発!!!

 2019年11月1日、アウディがスポーツハッチモデル A1スポーツバックの、ついで同5日にはボルボがミッドサイズセダン S60のフルモデルチェンジを発売を相次いで発表した。

 より流麗に、よりスタイリッシュに進化した2台。しかし、試乗してわかったのは、いずれも外見だけではない充実の進化を果たしていたことだった。

■新型アウディ A1スポーツバックの注目ポイント
・95mm長くなったホイールベースにより、上位セグメントに迫る居住空間、65L拡大した荷室を実現。
・上級モデル譲りのインフォテインメントシステムや先進運転支援システムを用意。
・新開発の1.5Lエンジンは、最高出力150psを発揮、全車に7速Sトロニックを採用。

■新型ボルボ S60の注目ポイント
・洗練されたスカンジナビアンデザイン。
・最新の安全技術を全グレードに標準装備。
・4種類のパワートレインを設定。
・世界トップクラスのオーディオシステム「harman/kardon」 / 「Bowers & Wilkins」を採用。

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※本稿は2019年12月のものです
文・写真:ベストカー編集部/撮影:平野 学
初出:『ベストカー』 2020年1月10日号


■8年ぶりのモデルチェンジでよりスタイリッシュに!! アウディA1は上質なスポーツハッチだ!

 11月25日より国内販売が開始された2代目A1。アウディスポーツクワトロをモチーフにしたというデザインはアグレッシブでスポーティな雰囲気を漂わせる。

 全長4045mm、全幅1740mm、全高1435mmというボディサイズは、先日紹介したBMW1シリーズや、国産車だったらマツダ3などよりもひと回り小さく、ギュッと引き締まった印象だ。

 先代型ではちょっと後席居住性がきつかったのだが、ホイールベースが95mm延長されたこともあり、座ってみると広くはないけれど充分な余裕を感じ、これならば実用的。

 インパネ周りはちょっとプラスチック感むき出しの質感なんだけど、あえてそれを活かした造形としていることもあり安っぽさを感じることはない。

立体的な造形のインパネは外観とマッチする

 メーターパネルはほかのアウディ車と同じ液晶タイプでグラフィックを変更できるタイプを採用。カーナビモニター画面はタッチパネル式となる。そのいっぽうでレバー式パーキングブレーキというのはちょっと意外だった。

 まず導入された35TSFIに搭載される直4、1.5Lターボは官能的なフィールではないけれど、1200rpmも回っていけば充分なトルク感とアクセルレスポンスを感じさせ、箱根の山道もグイグイ走る。高速道路での追い越し加速などで不足を感じることはない。

後席の居住性は、旧型ではきつかった足元スペースにも余裕があり、ロングドライブでも充分に実用的

 ガチッとした操舵感、車体の剛性感は安定のドイツ車クォリティ。

 ちょっとカッチリさせすぎ!? ともいいたくなる足回りは山道を気持ちよく走るにはサイコーなんだけど、長距離ドライブだったらもうちょっとソフトでもいいかな、という感じ。

 とはいえホットハッチの雰囲気を味わえるのはやっぱり楽しい。

先代型に対し65L拡大し335Lとなった荷室容量。ホイールアーチ間の荷室横幅は1mを確保する

■アウディA1スポーツバック35TSFI Sライン主要諸元
・全長×全幅×全高:4045mm×1740mm×1435mm
・ホイールベース:2560mm
・車両重量:─
・エンジン:直列4気筒DOHCターボ、1497cc
・最高出力:150ps/5000-6000rpm
・最大トルク:25.5kgm/1500-3500rpm
・トランスミッション:7速Sトロニック
・サスペンション:ストラット/トレーリングアーム
・タイヤサイズ:215/45R17
・WLTCモード燃費:─
・JC08モード燃費:─
・価格:391万円
※車重、燃費は認可後公表

操舵に対するクルマの反応はシャープで山道を走るのが楽しくなる操縦性。一般道ではちょっと硬すぎとも感じたけれど、スポーティなのでOKだ

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