ダイハツは10月29日から開幕するジャパンモビリティショーの目玉車となる「ミゼットX」を公開した。そのほか、ダイハツは多彩なコンセプトカーを出展するとのことで、今回も我々をワクワクさせてくれそうだ。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、ダイハツ
【画像ギャラリー】新型ミゼットXの使い道を写真でチェック!(8枚)画像ギャラリー毎回我々をワクワクさせるクルマを出展するダイハツ
ダイハツの出展ブースは、いつもワクワクさせてくれるが、今回はいかに? 出展テーマは、“わたしにダイハツメイ。小さいからこそできること。小さいことからひとつずつ。”としている。
ダイハツは、1907年の創業以来、人々の暮らしに寄り添いながら、小さなボディに、ワクワク感、親しみやすさ、便利さを凝縮したクルマをハツメイし、お求めやすい価格で提供し続けてきた。
「今回のモビリティショーでは、“わたしにぴったり”“暮らしがおもろくなりそう”と思っていただける、そんなダイハツらしいハツメイを“ダイハツメイ”とし、その原点であるミゼットを基点に広がる未来の姿をブース展示・演出で表現。
「ミゼットX」をはじめとした多彩なコンセプトカーを出展。その他の展示物については、10月29日のプレスデー当日に公表するという。なんと発表当日のサプライズモデルが存在するということだ。
ダイハツミゼットが現代に復活、その名は「ミゼットX」
1957年に登場した、ダイハツの原点であり、小さく手頃で、まさに人々の暮らしを変える発明だった初代ミゼットの姿を受け継いだコンセプトモデル「ミゼットX」。
ミゼットXは、ミゼットX」は後ろヒンジドアで小さな荷台を備えた2人乗り(1人乗りの可能性もある)の4輪トラック。
現時点ではまだ情報は少ないが、13日に公開された「トヨタイムズ」のなかで、ミゼットXは、商用や農作業を行うシーン以外に、長い荷台に換装してサーフボードを載せてビーチ沿いに置かれていたり、日除けのある荷台に2人乗せる人力車仕様のほか、移動カフェ、キャンプ仕様、さらにはワンメイクレースをしている風景も映像内には登場していた。
初代ミゼットやミゼットIIと同様、まさに人々の暮らしを支える相棒のような存在がミゼットXというわけだ。ミゼットIIの時のように、反響が大きければ発売される可能性が高いので、みなさんで盛り上げていきましょう!
余談だが、1995年の第31回東京モーターショーではミゼットIIの乗用版ミゼットIIIが参考出品。前1席+後ろ2席のトライアングルシートポジションと、非対称ドア(右が前席、左が後席のアクセス用)を特徴としていたが、市販には至らず。
さらに1997年の第32回東京モーターショーには、既存のミゼットIIカーゴをベースにほぼそのまま乗用版に改めたミゼットIVも参考出品されたが、こちらも市販には至らなかった。
初代ミゼットは3輪車だった
ここで、初代ミゼット、ミゼットIIはどんなクルマだったのか、振り返ってみたい。
1957年8月に登場した初代ミゼットDKA型は軽免許で乗れる3輪車だった。雨風を避けるフロントウインドウとレッグシールド、ドライバーの頭上のみに付けられたキャンバス性ルーフ、バーハンドルとまたがって乗るシートが装着され、まだドアは付けられていなかった。
サイドドア付キャビン仕様に改めたDSA型を基本に2人乗車を可能とし、荷台の奥行を短縮させたDSAP型をラインナップ。エンジンは空冷2サイクルの249cc、10ps/2.0kgmを発生。キャッチコピーは「待のヘリコプター」。俳優大村崑と佐々十郎のかけあいによるコマーシャルは大反響を呼んだ。
その後、鳥のくちばしを思わせるノーズ、並列2座席、左右ドアのある密閉型キャビンを備えた「丸ハンドルミゼット」こと、MP型が1959年10月に登場し、最終モデルとなるMP5型が生産終了する1971年12月まで31万6891台が生産された。















コメント
コメントの使い方