10月29日から開幕するジャパンモビリティショーにおいて2025年5月に発表され、2025年秋から納車されている、6代目となるマイクラが日本初公開! このマイクラは、いまのところ、日本では売る予定はなし。長年、日本ではマーチとして40年も愛されたクルマだけに、なぜ売らないのだろうか?
文:ベストカーWeb編集部/写真:日産
大ヒットしそうな可愛らしいデザインのBEV
マイクラといえば長年、日本販売名「マーチ」の欧州販売名だった。現行型マーチ(K13型)が2010年7月に発表後、タイや欧州でも発売。その後、欧州市場では2016年、5代目マイクラ(K14型)が発売されたが、日本ではタイ生産の4代目モデルが継続販売されていた。
しかし、2022年8月末をもって、マーチの販売を終了、日本国内における40年の歴史に幕を閉じた。マーチの実質的な後継車となったのがノートということになる。
2025年5月には、6代目となる新型マイクラが欧州で発表された。デザインはロンドンにある日産デザインヨーロッパ。久々にマーチらしい、個性溢れるデザインに、日本でも発売してほしいと思った人も多いはずだ。
プラットフォームはルノー主導で設立されたアンペア社が開発した「アンプRスモール」と呼ばれるBEV専用のプラットフォームで、ルノーの5 E-TECHが兄弟車だ。ボディサイズは全長3974×全幅1830×全高1499mm、ホイールベース2540mmで、四隅にホイールを配してパッケージを最大化。
まず目に飛び込んでくるのは愛嬌たっぷりのフロントマスク。上下に半円のデイタイムランニングライト、中央には目を細めたような横長のヘッドライトが装着され、ヘッドライトの横には上下の半円をつなげてCに見えるようなデザインとなっている。バンパーはピアノブラックとアルミ調の加飾が装着されている。
ドアロック解除時には、ヘッドランプが左右に脈動する。ドアロック解除時の「ウェルカムウィンク(いらっしゃい)」やドアロック時の「フェアウェル(ごきげんよう)」機能があり、なんとも愛嬌のある心にくい演出である。
リアテールランプは、円形(左上または右上につまみのような突起がある)で、左右のテールランプをつなぐ一文字のパネルにはNISSANのロゴが装着されている。
全グレードに18インチホイールを標準装備(アクティブ用カバー、 アイコニック/スポーツ用アルミホイールを選択可能)。ボディカラーは全14通りの組み合わせで、ツートンカラーも用意。
一般的にクロスオーバーSUV化すると、無塗装樹脂製のバンパーやホイールアーチを装着することが多いが、新型マーチは艶ありの大型のサイドパネルやホイールアーチを装着していて、愛嬌のあるヘッドライトやフラッシュサーフェース化されたボディなども相まって、新鮮さを感じるデザインである。
インテリアは歴代マーチ/マイクラのテーマである「控え目ながら上質感のあるシンプルさ」を継承。2つのタッチ式10.1 インチ液晶ディスプレイを備え、前席収納には富士山のモチーフを配している。インテリアの素材や加飾は「モダン」「アウダシアス」「チル」のグレードによって差別化が図られている。
安全・運転支援機能では、高速道路用支援として「プロパイロットアシスト」搭載予定。アダプティブクルーズコントロール、駐車支援、自律緊急ブレーキ、緊急車線維持支援、車線逸脱警報などが標準装備され、安全性にも配慮されている。












コメント
コメントの使い方国内販売すればマイクラベースの光岡ビュウドも商品化出来るはずなのに何故国内販売しないか理解出来ない🙄