先日アップした『けものフレンズ』と自動運転、人工知能、ジャパリバス、ラッキービーストにまつわる記事の反響があまりに大きく、当初「本サイト公式記事にはそぐわない」ということで削除されるかもと怯えていたのですが、皆さまの熱いアクセス&ご好評のおかげで当該記事は無事当サイトのインデックスに残りそうです。ありがたい。その感謝も込めまして、蛇足を承知で(『けもフレ』本編にならい)後日談として少しだけ、元記事を作成する際に書いていた考察メモのなかで、元記事では語り切れなかったトピックスを箇条書きにてお届けしたいと思います。本記事をもって『けものフレンズ』関連は(とりあえず)カンバンです。本当にありがとうございました!
文:Web編集部 写真:Shutterstock.com、HONDA
※本記事は先般アップした「『けものフレンズ』に自動運転とAIの幸せな可能性を見た【編集部便り】」のスピンアウト記事です。そちらを未読の方はまず当該記事をご覧になることと、ついでに『けものフレンズ』をもう一周見直すことを合わせてお薦めいたします。本記事を読んでいる場合ではありません
人と車のインターフェースとしての最有力候補
◎アルパカさんの雰囲気が大好きですが、カバさんも好きです
◎ラッキービーストが人(お客)を人と認識するカギは、(相貌とか声紋ではなく)帽子に付いていたあの羽の感知・認証がポイントのようですね
◎そう考えるとアライさんがずっとあの帽子に(何かとても大切なものだと感じて)こだわっていたのも、よくわかる話です
◎確かに相貌や声紋認証だと手間がかかるけど、帽子側や羽側にチップを埋め込んでおけば管理は簡単そうです
◎ラッキービーストの認識・応答・メモリ機能が腹部のガラス型ユニットに集約されており、本体から外してリストバンドに付けて携帯可能という形式は、つまりあれは(あの世界では)スマホがああいうかたちに進化したのではないでしょうか
◎一部の車(プラグインHV車等)ですでにスマホと車両の連動は始まっていますし(音楽だけでなくエアコン管理や燃費管理など)、運転機構をスマホ経由で統制してもそれほど違和感はなさそうですね
◎(おそらくラッキービーストもそうだと思いますが)車両丸ごとの統合制御となると基幹データはクラウド管理だろうから、まずは全国くまなくWi-Fi化&高速データ通信整備が必須ですね。夢が広がるなー
◎そうなれば元記事に書いたように交通事故は激減するだけでなく、渋滞も軽減しそうです
◎国交省と警察庁が「交通事故死者をゼロにして渋滞による機会損失を激減させます」と言えば予算も獲れそうだし、それで全国的なWi-Fi化&高速データ整備も可能になると
◎車両統合制御とモビリティ・インターフェースの組み合わせ技術で主導権を握るのは、Siriを持つAppleか、Google Mapを持つGoogleか、はたまた第三のプレーヤーか。個人的には日本の自動車メーカーに頑張ってほしいですね(でないと「インターフェースとしてのキャラクター」に時間や手間や技術を投入してくれなそう)
◎ギンギツネさんとキタキツネさんの衣装は、ネクタイの上に大きい蝶タイ(リボン?)をあしらう大変キュートなデザインで最高です
◎しかしやはりイチオシはアルパカさんですが
「人間」とは何か、「文明」とは何か、「どこからきて、どこへゆくのか」
◎第1話に出てきた「紙飛行機」は『猿の惑星』(1968年/フランクリン・J・シャフナー監督)のオマージュなのでしょうけども(同作中でも「文明(知性)の象徴」として機能している)、最終話で再び出た時に心がガンガン震えました
◎心が震えたといえば、同じく最終話のラッキービーストの「三人での旅、楽しかったよ」というセリフで涙がダーーッと吹き出て我ながら動揺しました。彼は自分を旅のメンバーだと自覚していたんだ……と! わ、わ、わたしたちも楽しかったよ!!(落ち着こう)
◎この感動を呼び起こすために、第1話からずっとラッキービーストはきわめて機械的、即物的、解説的な応答しかしないよう描かれてきたのだとしたら(いやもちろん狙っていたのでしょうけども)、演出としてすばらしすぎる
◎「生き物」および「生き物だったもの(これが伏線だったとは!)」がサンドスターを浴びるとフレンズ化する、というルールなのですね。ということで、カバンさんもフレンズだったという
◎「自分はどんな生き物なのか」、「人とはどのような動物なのか」を巡る旅……という壮大で哲学的で人類史的なテーマが、アニメをとおして優しく、かつ易しく深く染み込んでいく作品でした
◎それはつまり「人が作ったものではあるが、人ではないもの」であるラッキービーストも、「人とは何か」を考えさせてくれる一助になっている、ということですね
◎そうした遠大なテーマを持つ作品のいたるところに「好奇心」や「自己犠牲」や「多様性」が描かれているあたりが、本作品の真骨頂ではないでしょうか
◎ぜひ二期を希望します! 12話で綺麗に終わっており難しいかもしれませんが、劇場版とかいいと思うのですが!
◎「人間社会を訪れた二人、戸惑いながらもその生態や慣習に発見を繰り返し、動物園でフレンズ化していない動物たちに話しかけたり、野良猫の集会に馴染んでみたりしているうちに、巨大せるりあんが襲来! いっぽうパークにも密猟者が流れ着き、希少なフレンズたちを狙うが、ハンターたちの返り討ちに……」等々、走り出した妄想が止まりません!
◎何行でも書けてしまうのですが、いい加減にしないと本当にボツになってしまうのでこのへんで! ではまた!!!
【以下、「記事に使うかもしれない」と思ってダウンロードしたものの使わなかった写真を、せっかくなので並べておきます】
『けものフレンズ』最高!!
なお前回の記事(本編)はこちらです。
『けものフレンズ』に自動運転とAIの幸せな可能性を見た【編集部便り】
技術はなんのために発展するのか AIと自動運転と少しだけ『けものフレンズ』【編集部便り】(2017年4月30日追記)
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