2026年3月末から4月始めにかけて、バンコク国際モーターショーが開催された。バンコクショーの特徴は、その場で購入契約ができる点。前年のバンコクショーではBYDの契約数が最多だったが、2026年もBYDの勢いが止まらない!?
※本稿は2026年4月のものです
文、写真:諸星陽一
初出:『ベストカー』2026年5月26日号
2026年も中国メーカーの勢い止まらず
2026年3月25日から4月5日まで、タイのバンコク郊外でバンコクインターナショナルモーターショーが開催された。
バンコクショーはその場で購入予約契約ができるショー形式。期間中は低金利ローンはじめ、さまざまなインセンティブが用意されるため、多くのタイ国民がショーでクルマを購入する。
2026年の予約数は13万2951台で、ここ数年での最高値。最も予約数が多かったのは2025年に続きBYDで、トヨタは2年連続の2位となった。
BYDの好調さに見られるように、中国メーカーの勢いは留まる所を知らない。予約契約10位以内に入る日本勢は前出のトヨタと10位ホンダだけで、ほかはすべて中国勢。展示面積も中国勢は日本勢の約2倍にあたる。
2年続きの中国メーカーの優勢だが、税制など制度面での有利さはかなり弱くなっている。今後、日本メーカーの攻勢に期待が高まる。
レトロ4WD風のBEV……CHERY V23(中国)
本格的なレトロ4WD風の外観を重視したモデル。車体寸法は4220×1915×1845mmで、ホイールベースは2735mm。RWD車は100kWモーター出力に59.93kWhのLFP電池、AWD車は155kWモーター出力と81.76kWhの三元系リチウム電池を積む。
24分で実用充電が可能……MAZDA CX-6e(日本)
190kWのモーターを搭載するRWDモデル。78kWhのリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しWLTPで484km走行する。ボディサイズは4850×1935×1620mmでかなりワイド。最大195kW急速充電にて10~80%を24分で完了する。
遊びと電力を運ぶ次世代EVトラック……RIDDARA RD6(中国)
純電動1トンピックアップトラック。電池は最大100kWh、航続632kmを誇る。V2Lで6kW給電が可能でアウトドアユースも考慮。0-100km/h加速6.4秒の快速性能を持つ。
0-100km/h加速7.3秒の駿足コンパクトSUV……Changan NEVOQ05(中国)
長安の新ブランド、NEVOのQ05は全長4.5m程度のコンパクトSUV。1.5Lエンジンと158kWモーターを組み合わせたPHEV。EVで125km、総航続は1215km。
あらゆる路面に対応する7つの走行モード……MITSUBISHI X FORCE HEV(日本)
2025年のバンコクショーでデビューしたエクスフォースハイブリッド。7つのドライブモードを備え、スポーティな走りからコンフォートなクルージング、そして三菱らしい高いオフロード性能も備える。
新たにタイに進出した東風汽車の新ブランド……FORTHING Friday EV(中国)
全長×全幅×全高=4600×1860×1680mmのミドルクラスSUV。BEVは最高出力が150kWで、バッテリー容量は63.4kWh。1.5Lレンジエクステンダーモデルも設定される。
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