2025年から2026年にかけてのモーターショーで話題となったホンダ スーパーワン。かつてのシティターボIIを彷彿とさせるルックスが気になっていたアナタ、こいつは外見どおりの元気な走りが味わえる楽しいクルマに仕上がっている!!
※本稿は2026年6月のものです
文:片岡英明/写真:奥隅圭之
初出:『ベストカー』2026年7月26日号
まずは見た目で欲しくなる! 楽しさいっぱいのニューホンダ
ジャパンモビリティショー2025でベールを脱ぎ、2026年1月の東京オートサロンでも話題となったホンダ Super-ONE。久しぶりにデザインだけで買いたいと思わせる、面白いホンダ車が登場した。
ベースとなっているのは軽BEVのN-ONE e:で、大型バンパーと大きく張り出したブリスターフェンダーによって全長と全幅を拡大している。
1980年代にブルドッグの愛称で親しまれたシティターボIIを思い出させる雰囲気にまとめた。新色のブーストバイオレットパールは意外にも似合っている。
インテリアは基本的にN-ONE e:と同じ。だがアナログ3眼メーターや専用のスポーツシート、BOSEプレミアムサウンドシステムを採用して差別化を図っている。
フロントシートはホンダeに乗っている筆者が欲しくなるほどいい出来だ。ワインディングロードでも優れたサポート性とホールド性を発揮した。
モーターとバッテリーもN-ONE e:と共通だ。最高出力の基本は64psだが、『ブーストモード』にすると電流制限を解除し、95psにアップするのが魅力だ。
ノーマルモードから走りが楽しい!
まずはノーマルモードで走り出す。走り出した直後から驚きの連続である。特に制御が上手になったことには感嘆。滑らかに加減速をこなした。
動力性能は、「シティモード」でも満足できるものだ。電費を意識した走りのECONモードより守備範囲が広く、誰でもすぐに馴染める。
モーターは瞬時にパワーとトルクが立ち上がる特性だし、軽量ボディだから気持ちいい加速を難なく引き出すことができた。ワンペダルドライブの制御もホンダeよりはるかに上手になっている。アクセルペダル操作で完全停止まで持っていくことが可能だ。
【画像ギャラリー】「ブルドッグ」感あるなぁ!! シティターボIIを彷彿とさせる新型「スーパーワン」を写真でチェック(24枚)画像ギャラリーブーストモードはより過激に!! 引き締まった足も楽しさを演出
だが、本音で楽しいと感じたのは「ブーストモード」である。ステアリングのBOOSTスイッチを押すとパワーとトルクが一気に解き放たれ、グッと身体がシートに押しつけられる。仮想エンジンサウンドもニクい演出だ。パドルシフトを操作すればステップ変速やブリッピング感覚を存分に楽しむことができた。
Super-ONEの走りは、ホットハッチというよりボーイズレーサーといった雰囲気だ。走りが若々しい。荒れた舗装の路面では「硬い」と思ったが、スピードを乗せていくとしなやかさが加わる。
ワインディングロードでは積極的にノーズが入っていく。クイックレシオの電動パワーステアリングもいい仕上がりだ。意のままの気持ちいい走りを存分に楽しむことができる。
リア駆動のホンダeとは違うが、スポーティな味わいは一歩上だ。フロントサスにアルミの鍛造ロアアームを採用し、エアロパーツには通風ダクトを設けるなど、本気の取り組みも嬉しくなる。
しかも外部給電機能を備え、リアシートも分割可倒式とするなど、装備の充実ぶりでもホンダeを凌ぐ。EV補助金を使えば、買い得感はグッと増す。スゴい奴が出てきたね!
【画像ギャラリー】「ブルドッグ」感あるなぁ!! シティターボIIを彷彿とさせる新型「スーパーワン」を写真でチェック(24枚)画像ギャラリー



























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