人生100年時代とはいえ、クルマを運転できる時間は限られている。だからリタイアしてからの愛車選びは特に重要。とはいえ物価高の今、誰もが潤沢な資金があるわけではない。そこで100万円台で入手できる高コスパの中古車を紹介する。人生に悔いが残らない終のクルマを探そう。
文:木内一行/写真:トヨタ、日産、ホンダ、マツダ
「三世代でも楽しめる3列シートSUV」 マツダ・CX-8
活気あふれるSUV市場の中でセールス好調なCXシリーズ。
これまでにコンパクトモデルからラージサイズまでさまざまな車種が発売されてきたが、2017年から2023年まで国内向けのフラッグシップを担っていたのがCX-8だ。
他のマツダ車同様、魂動デザインとSKYACTIV技術を全面的に採用しているが、最大の見どころは3列シート6/7人乗りとしたこと。
人間工学に基づき、理想的な運転姿勢をとれる1列目、大柄な人でもくつろげる2列目、身長170cmでも無理なく快適に過ごせる3列目を実現。2列目キャプテンシートの6人乗りと、同ベンチシートの7人乗りを設定した。
その一方、国内での使用を意識したボディサイズとするなど、取り回し性にも配慮している。
エンジンは当初こそ2.2リッターディーゼルターボのみだったが、約1年後に2.5リッター直4の自然吸気とターボを追加。ハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを制御し、安定性を高める「G-ベクタリングコントロール(GVC)」も搭載された(2018年の改良で同プラスに進化)。
CX-8にはガソリン/ディーゼル、FF/4WDとあるが、中古車市場で最も多いのはディーゼルのFF。さらにグレードで絞ると、XDプロアクティブの7人乗りが最多で100万円台でもかなりの物件数があり、100万円台前半の予算でも十分に狙える。
3列シートのSUVなら三世代でも使え、孫にもイイ顔できるかも!?
「最高級セダンで優雅なセカンドライフを」 ホンダ・レジェンド
欲しいけどなかなか手が届かないフラッグシップセダン。存在感のあるルックスに極上の居住空間、ゆとりの走りや上質な乗り心地など、メーカーが自信を持って送り出した最高峰に偽りなし。
そんな一生に一度は乗っておきたい憧れの存在だが、最終型レジェンドなら100万円台から入手できる。
5代目にあたる最終型がデビューしたのは2015年2月(発表は2014年11月)。フラッグシップセダンでありながら、かつてないドライビングプレジャーと上質な走り、そして優れた燃費性能を達成するサルーンに生まれ変わった。
その核となるのが最新ハイブリッド技術で、画期的な3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」を採用。ドライバーの要求や走行状況に応じて3つの駆動方式と3つの走行モードの中から最適な駆動方式とモードを連続的に自動で切り替え。
さらに、リア2つのモーターは左右それぞれで自在に制御するトルクベクタリングも可能とし、優れた操縦安定性も実現。もちろんフラッグシップセダンにふさわしい風格や高級感は健在だ。
現在の中古車市場において100万円台で狙えるもののほとんどは前期。ただし、走行距離は少々目をつぶる必要があるものの100万円以下の物件も多数ある。しかもモノグレードだから装備に関してはどれも大差なし。
近所からも一目置かれるホンダのフラッグシップサルーンなら、見栄っ張りのお父さんでも満足できるはず。
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