丸いヘッドライトと六角形のフロントグリルそして、ゴーカートのような乗り味が特徴と言えばMINIだ。
日本市場では非常に高い人気を誇り、2019年度の輸入車メーカーの新車登録台数では2万2255台を記録し、アウディの2万5191台に次ぐ第5位となり、シェア7.65%を占めており、この数字からもMINIが人気の高いブランドあることがわかる。
2002年からはBMW MINIとして販売され、2014年から導入された3代目にあたる現行モデルはボディサイズが拡大され3ナンバーサイズとなった。
先代モデルでは最大7モデル設定されていたが、現在は3ドア、5ドア、コンバーチブル、クラブマン、クロスオーバーの5モデルに集約されている。
そこで、今回は安定した人気を誇る現行型MINIの中でも最もベーシックな3ドアハッチバック、5ドアハッチバックに絞った中古車事情について紹介しよう。
文:萩原文博/写真:BMW、ROVER
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現行MINIはBMW MINIとして3代目
現行型MINI3ドアハッチバックは2014年3月に導入された。
ハッチバックモデルのMINIは約7年振りのフルモデルチェンジで、視認性および操作性の高いナビゲーション・システム、前車接近警告機能、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)、アクティブ・クルーズ・コントロール、ヘッドアップ・ディスプレイ等、数々の先進技術を採用したのが特徴だ。
新型MINIのフロントデザインは、MINIのアイコンである、丸型ヘッドライト、六角形グリル、クローム・パーツといった要素を残しながら現代風にアレンジしたモダンなデザインを採用。
フロントグリルは縦方向に拡大し、より初代MINIへのオマージュを強くした。
また、新たに用意されたLEDヘッドライトでは、LEDがリング状に発光することにより、夜間におけるMINIの新たなアイコンと言える。
インテリアは円形のデザイン・エレメントやトグル・スイッチといったMINIのデザイン・アイコンが引き続き採用されるいっぽう、モダンなデザインへと進化した。
従来のセンター・メーターの場所にはセンター・ディスプレイが装備され、ナビゲーション・システム装備をすると、大型の8.8インチ・ディスプレイが配置される。
スピードメーターはステアリング・コラム上に配置。さらにセンター・ディスプレイの周囲には LEDがリング状に配置され、ナビゲーション・システムの案内表示や、PDCによる周囲の障害物の状況などに応じて色が変化し、エンターテイメント性を高めている。
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