現行モデルでMINI史上初の5ドアを追加
2014年10月にMINI初となる5ドアハッチバックモデルを追加した。
3ドアハッチバックモデルより70mmホイールベースを延長し、リアシートの居住性を確保しているのが特徴だ。
これまでMINIのハッチバックモデルは欲しいけれど子供がいて3ドアでは使い勝手が悪いというユーザーにとって待ちに待ったモデルだ。
5ドアハッチバックは3ドアハッチバックに対して、レッグスペースが約4cm拡大し、大人5人が乗れるスペースを確保。さらにトランク容量は67L拡大した278Lとなり機能性と利便性を兼ね備えている。
また2018年5月に3ドア/5ドアハッチバック揃ってマイナーチェンジを行った。
ユニオンジャックをモチーフとしたリアコンビネーションライトやインテリアサーフェスを採用したのに加えて、トランスミッションを7速のダブルクラッチミッションや8速のスポーツオートマチックトランスミッションに変更。
加えて、車両そのものに通信機能を持たせることで車両外部との通信によるコネクティビティを高め、ドライビングと日常生活のシームレスなサービスや様々な情報の提供を可能とするMINI Connected(コネクテッド)の採用により、繋がる機能を強化している。
2020年MINIは値上がり傾向
それでは、現行型MINI3ドア/5ドアハッチバックの最新の中古車相場を見てみよう。
現行型MINI3ドア/5ドアハッチバックの中古車の流通台数は現在約1050台。この数字を見ると輸入車の中では非常に多く感じるが、3カ月前の2020年6月の時点では約1450台流通していたので、約3分の2まで減少している。
流通している中古車の平均走行距離は約2万kmだった3カ月前から現在は約2.1万kmと微増しているにも関わらず、平均価格は3カ月前の約214万円から約234万円へと値上がり傾向を示しているのだ。
1年というもっと長いスパンで見てみると、1年前の平均価格は約240万円で、その後、順調に値落ちが進み、2020年6月に当面の底値となる約211万円に達した。その後は値上がりに反転し、約234万円まで値上がりしており、現在も値上がり中だ。
3ドア/5ドアのONEの前期型ならほぼ100万円代で入手可能
現行型MINI3ドア・5ドアハッチバックの中古車価格帯は、約88万円~約680万円と非常に幅広い。
100万円以下でも手に入れることができる現行型MINI3ドア/5ドアハッチバックの中古車は約6台で、グレードはONE(ワン)かクーパー。
クーパーSやジョンクーパーワークスなどはまだ高値をキープしているので、ここではONEとクーパーに絞って解説する。
まず、エントリーグレードであるONE。最高出力102psを発生する1.5L直列3気筒ターボエンジンを搭載するONE。
6速ATの前期型の3ドアの中古車の流通台数は約26台で、価格帯は約88万~約198万円と非常にリーズナブルとなっている。
また7速DCTとなった後期型は約10台と少なめで、価格帯も約187万~約280万円で、200万円付近で前期型と後期型がクロスオーバーしているので迷うところだ。
いっぽうの5ドアのONEの前期型は流通台数が約43台とONEの中では最も豊富で、価格帯も約98万~約210万円でほとんどの中古車が100万円台のプライスを付けている。
7速DCTに変更された後期型5ドアの中古車の流通台数は約10台で、価格帯は約190万~約270万円と3ドアと価格差はほとんど見られない。
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