レクサスは、2020年の全世界販売台数が71万8715台と発表(2月1日)。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた上半期(1~6月)こそ、約30.4万台(前年比16%減)と下げたものの、下半期(7~12月)には約41.5万台(前年比 2%増)と前年並みの水準まで持ち直し、過去最高益となった2019年の実績に対し、前年比6%減という結果となった。
文/ベストカー編集部、写真/トヨタ自動車
【画像ギャラリー】2020年マイナーチェンジされたレクサスのフラッグシップモデル「LS」
コロナ禍のため減少となるも、実績は堅調に推移
主力車種のセダン「ES」やラグジュアリーSUV「RX」の販売が堅調なうえ、2020年秋に販売を開始した新型スポーツセダン「IS」や、マイナーチェンジされたレクサスのフラッグシップモデル「LS」の存在が販売実績を踏みとどまらせたよう。
主要地域別では、日本は約4.9万台、前年比21%減となり、世界的にも販売実績減少となっているが、中国においては22.5万台、前年比11%増と過去最高実績を挙げた。
■2020年1~12月の主要地域別の販売実績
北米約 29.7万台(前年比 9%減)
中国約 22.5万台(前年比 11%増)
欧州約 7.1万台(前年比 19%減)
日本約 4.9万台(前年比 21%減)
中近東約 2.7万台(前年比 18%)
東アジア約 3.2万台(前年比 8%)
2021年内のコンセプトカー公表と新型車投入を発表!
また、今回の発表に伴いレクサスは、今春、次世代ブランドビジョンとコンセプトカーを発表することを公表。その第一弾モデルを年内に発売し、来年以降、次々と新型車を投入する計画も明かしている。
レクサス インターナショナルの佐藤恒治氏(President/Chief Branding Officer)は下記のようにコメントを出している。
「世界中でレクサス車をご愛用いただいているお客様のお一人おひとり、そして販売、生産、開発に携わるすべての皆様に心より感謝を申し上げます。また、現在、さまざまな困難に直面しながらも、それぞれの立場で懸命に努力をされているすべての方々へ、心からの敬意を表します。
本年、我々レクサスは、多様化するお客様のライフスタイルをより豊かにすることを目指し、新たな一歩を踏み出します。春ごろに、次世代レクサスの幕開けとして、我々が目指す将来像を示したブランドビジョンを、コンセプトカーとともに発表いたします。
さらにその第1弾モデルの年内発売を皮切りに、翌年以降も続々と新型車を導入いたします。我々はこれからも世界各国のお客様に寄り添い、ご期待を超えるクルマ作りを通じて、レクサスに関わるすべての皆様の幸せに向けた挑戦を続けてまいります。どうぞご期待ください」
北米や中国市場のみならず、日本市場でも着実にブランド力を築き上げてきたレクサス。今後の展開にも期待したい。
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