クルマならなんでも大好きなベストカーだが、特に日本車、なかでも庶民的な価格でフレンドリーなクルマが大好物。ベストカーの記事を読んでくださっている皆さまにも、そういうタイプの方が多いのではないだろうか。
そんな私たちには素通りできないミニカーブランドがある。神奈川県横浜市の模型メーカー、株式会社インターアライドの「ハイ・ストーリー」だ。
担当、たまたま見つけたのだが、そのラインナップが秀逸! 今回している写真を見てもらえばわかるとおり「ミニカーではありそうでなかった国産名車」のオンパレード。1979年のミラージュ1600GTや1986年のレオーネRX/II、1988年のジェミニZZ(すべて1/43サイズ)などを見つけた時には「こういうミニカーを待っていた!」と叫びそうになったほどだ。
後半には営業部の方へのインタビューも掲載。少数派にこだわるハイ・ストーリーのミニカーたちをご覧あれ!
※本稿は2021年5月のものです。紹介しているミニカーはすべてレジン製1/43スケールです
文/ベストカー編集部 車両解説/永田 恵一 写真/株式会社インターアライド
初出:『ベストカー』2021年6月26日号
【画像ギャラリー】現行モデルもあるぞ…! 本文で載せきれなかったものも含め30モデルをギャラリーでチェック!!!
■痒いところに手が届くラインナップ! ありそうでなかったモデルたちがズラリ!!
●トヨタ スプリンタートレノ(1974)…1万780円(税込)
2代目トレノは2ドアというのはレビンと同じでもクーペのレビンに対し、歴代唯一のハードトップボディで、GTグレードも設定。
●三菱 ギャランΣ(1977)…1万780円(税込)
3代目ギャランはΣのサブネームが付き、モデルサイクル途中に兄弟車のエテルナΣも加わったが、パッとしないままモデルサイクルを終えた。
●三菱 ミラージュ1600GT(1979)…1万780円(税込)
初代ミラージュは3ドアと5ドアのハッチバック、セダンを持ち、副変速を加えることで4×2の8速となるMTがあったのも大きな特徴だった。
●トヨタ スターレットSi(1982)…1万780円(税込)
2代目スターレットはスターレットとしては最後のFR車で、後期モデルで追加されたSiはEFIの装着によりパワーアップされた(8月発売予定)。
●ホンダ シティターボII(1983)…1万780円(税込)
ターボIIは最初のターボに対しインタークーラーの追加で110馬力にパワーアップされたほか、ターボのスクランブルモードも装着。
●トヨタ カローラレビンカスタマイズ(1983)…1万780円(税込)
AE86はレビン&トレノとしては最後となるFR車で、その人気はアフターパーツの豊富さなどもあり、未だに衰えていない。
●トヨタ コロナハードトップGT-TR(1983)…1万780円(税込)
コロナはこのモデルまでFRだったが、セダンやセリカのFF化により次の世代からFF化され、ハードトップはクーペに移行した(8月発売予定)。
●ホンダ トゥデイ(1985)…1万780円(税込)
初代トゥデイは全高の低い3ドアのみという思い切ったモデルで、リーザやセルボとともにスペシャルティな「軽自動車御三家」を形成した。
●スバル レオーネRX/II(1986)…1万780円(税込)
3代目となるレオーネは登場時から4WD以外すべてにおいて古さが否めず、このモデルを最後にレガシィとインプレッサにスバルの将来を託した(7月発売予定)。
●マツダ ファミリアカブリオレ(1986)…1万780円(税込)
6代目ファミリアに設定されたカブリオレはロールバーが付く点などゴルフに近い雰囲気を持ち、1.5Lターボを搭載していた。
●いすゞ ジェミニZZ(1988)…1万780円(税込)
2代目ジェミニのモデルサイクル後半に復活したスポーツモデル。1.6L+DOHCを搭載し、サスペンションはしなやかなロータスチューンだった。
●日産 マーチR(1988)…1万780円(税込)
初代マーチのモデルサイクル後半に加わったモータースポーツ参戦ベース車両で、排気量を若干小さくしたターボ+SCを搭載。スーパーターボもあり。
●トヨタ カローラGT(1988)…1万780円(税込)
4代目カローラセダンのスポーツモデルとなるGTは115馬力(グロス)の1.6L+DOHCを搭載。GTは3ドアなどにも設定された。
●スバル レガシィツーリングワゴン(1989)…1万780円(税込)
初代レガシィはエンジンなどすべてを新設計した社運を賭けたモデルで、特にツーリングワゴンのGTはイメージリーダーとなった(7月発売予定)。
●日産 ローレルメダリストV(1993)…1万780円(税込)
先代となる6代目ローレルは大成功を収めたモデルだったが、7代目モデルは今ひとつポリシーに欠ける点などにより不発に終わった(7月発売予定)。
●ホンダ CR-V(1995)…1万780円(税込)
初代CR-Vは乗用車ベースのSUVという点は初代RAV4に近かったが、広さと安さで大人気に。
●トヨタ カローラワゴン(1995)…1万780円(税込)
7代目カローラベースのワゴンはワゴンブームのタイミングだったこともあり、途中1.6L+DOHCを追加するなどしながら、10年近く販売された。
●ホンダ プレリュード(1996)…1万780円(税込)
5代目プレリュードは前外輪の回転数を増やし旋回性能を向上するATTSの搭載で注目されたが、最後のプレリュードとなった。
●スバル レガシィツーリングワゴン(1997)…1万780円(税込)
レガシィ人気は2代目モデルになっても続き、特にマイナーチェンジで加わったGT-Bはレガシィ人気を決定的なものにした。
●トヨタ アルテッツァRS200TRD(1998)…1万780円(税込)
ミドルFRスポーツセダンとして登場したアルテッツァは直4、2LのRS200と直6、2LのAS200をラインナップしていた(7月発売予定)。
●トヨタ バハ(2003)…1万780円(税込)
バハは北米専用となる3代目レガシィのアウトバックを4ドアのピックアップ化したモデルで、面白いクルマではあった。
●三菱 ランエボワゴンGT-A(2005)…1万780円(税込)
ランエボワゴンはエボIXで加わり、機械式リアデフ+MTのGTに加えATのGT-Aも設定され、俗に9.5と呼ばれるIXのMRでも継続された。
●三菱 コルトラリーアート バージョンR(2006)…1万780円(税込)
モデルサイクル中盤に加わったこのモデルは1.5Lターボを搭載したパンチのあるスポーツモデルで、限定車のスペシャルではボディも強化された。
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