「自分は大丈夫」とみんな思ってる!! サンデードライバーがやりがちな運転 10選

「自分は大丈夫」とみんな思ってる!! サンデードライバーがやりがちな運転 10選

 「サンデードライバー」と聞くと、免許取り立ての初心者や、運転に不慣れなドライバーを想像し、他人事だと思うかもしれない。しかし、「サンデードライバー」という言葉は、職業ドライバーのあいだでは、「運転を勘違いしている幼稚なドライバー」も含まれて使われているのをご存じだろうか。

 本稿では、サンデードライバーがやりがちな運転行動を、「運転に不慣れなドライバー」と、「運転が幼稚なドライバー」にわけてご紹介。「自分は大丈夫」と思っているあなた、本当に大丈夫???

文:吉川賢一
アイキャッチ写真:AdobeStock_EdNurg
写真:写真AC、AdobeStock

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「運転に不慣れ」なサンデードライバーがやりがちな運転

極端に左寄り
 左折をするわけでもないのに、極端に車線の左寄りを走行するドライバー。車線内のやや左側を走ることは、対向車との接触を防ぐことや、右折待ちによる渋滞を回避するため、間違いではないが、左に寄りすぎるあまり、路側帯すれすれを走っていることもある。

 「キープレフト」という言葉にとらわれすぎて、なぜキープレフトをしなければならないのかを忘れてしまっているようだ。車線の幅が十分にある道路であれば、やや中央寄りを走行していても、「キープレフト」の概念は守りつつ、安全に走行ができる。

ジッパー合流をしない
 渋滞時のジッパー合流を理解していない運転も、サンデードライバーにありがちな運転だ。ジッパー合流とは、合流車線のいちばん奥で一台ずつ合流する方法で、交通量が多いときには、この方法で合流することで、本線の流れを維持することができる。渋滞を軽減させる考え方だ。

 「最後まで合流しないのはずるい」と考えるドライバーもいるようだが、ハンドルを握るドライバーであれば、こうした情報も知っておいてほしい。

交通量が多い時には、ジッパー合流をすることで、渋滞を軽減させることができる(写真AC_ぽわん)
交通量が多い時には、ジッパー合流をすることで、渋滞を軽減させることができる(写真AC_ぽわん)

狭い道でのすれ違いでフリーズする
 幅寄せが苦手なドライバーは、狭い道でのすれ違いの際、その場にフリーズして相手が解決してくれるのを待つ方が多い。もしくは、相手を押し退けるように前進して済ます方もいる。フリーズしている場所がすれ違いできるところならまだしも、「あとちょっと下がってくれたほうが…」と思っても、頑なに動かない。

 フェンダーミラーやリトラクタブルライトなど、ボディの前端に目印があった時代は、車幅は分かりやすかったが、現代のクルマは車幅をつかむ目印が少なく、しょうがないかもしれない。しかし、クルマを運転するのであれば、もう少し運転を自分のものにしなければ、周囲に迷惑がかかることを忘れないでほしい。

何が何でも駐車はバック
 コンビニやスーパーなどで、「前向き駐車」と書かれているのに、後退で止めるドライバーは少なくない。

 注意書きに気づいていない可能性もあるが、ドライバーはそうした注意書きに気づかなければならない。わざわざ書かれているのには意味があるはずで、もっというと周囲が住宅地であれば、「前向き駐車かな」と、想像力を働かせるのが真のドライバーだ。

 また、高速道路上のサービスエリアやパーキングエリアなどの斜めラインの駐車エリアでは、混雑時には前進で突っ込む方が後続車はスムーズに移動できる。「出庫が大変」というのは理解できるが、自分勝手な理由で行動するのではなく、周囲の状況を見て判断してほしい。

前進で素早く駐車することで、パーキングエリアへ入るクルマの渋滞を引き起こしにくくすることができる(写真AC_HiC)
前進で素早く駐車することで、パーキングエリアへ入るクルマの渋滞を引き起こしにくくすることができる(写真AC_HiC)

追越車線に「ふた」をする
 追い越し車線は、確かに走りやすい。一般的には右からの合流はなく、トラックも少ないので、視界が開けている。みんな速く走るので、自車の目の前を走るクルマもない。

 しかし、追い越し車線は「やむを得ない場合にのみ」走る車線だ。ずっとそこを走られてしまうと、「やむを得ない」クルマが走ることができない。

 こういうドライバーは、後ろにずらっと行列ができても、気づいていないか、気づいていても「速度守っているし悪くない」と思っているようだが、「通行帯違反」という違反をしている。

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