毎月200店以上の新車ディーラーを回り、「生」の新車情報を届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。
今回まずは、受注ロケットスタートを決めたランクル300、まさかのオーダーストップ? また北米で先行販売されていたアウトランダーがいよいよ日本登場との情報も。
さらに、アリア通常グレードは来年に? オデッセイ生産中止前倒し?? タントが電動パーキングブレーキ装備??? ダイハツがマイルドHVを発売しない理由…などなど、国内メーカーの最新情報を10個お届け!!!
※本稿は2021年8月のものです
文/遠藤 徹 写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2021年9月10日号
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■新型ランドクルーザー300がオーダーストップ!?
トヨタが8月2日に発売した新型ランドクルーザー300が絶好調の滑り出しを見せています。
7月1日からの2週間の先行予約では全国で累計2万1500台に達した模様です。当面設定している月販計画は350台程度ですので、このペースだと納期は5年かかる計算になります。
このため一時オーダーストップとし、生産枠を増やせないか検討するものと思われます。大部分はノーマルタイプの最上級バージョンであるZXで占められていて、従来の専売店だったトヨタ店が最も多いものの、トヨペット店以下3系列店でも引き合いは多くなっているようです。
■三菱 次期型アウトランダーは10月下旬に発表&12月発売
三菱自動車は次期型アウトランダーを10月下旬に発表、12月に発売する方向でスケジュール調整をしている模様です。
日産の次期型エクストレイルとプラットフォーム、基本コンポーネント、ボディパネルの一部を共用しますが、フロントマスクを中心としたエクステリアデザインに特徴を持たせることで、コンセプト分けをしています。
従来モデルに比べると直線を活かしたワイルド感のある仕立てとするようです。3列シート7人乗り仕様で、パワーユニットは2.4LのPHEVのみを搭載します。
1年後には日産にもユニット供給し、次期型エクストレイルに搭載します。日産からは自動運転支援装置のプロパイロットの供給を受けて装着車を設定します。
7月末にはすでに販売店向けの商品説明会を実施、ティザーキャンペーンを準備しています。現行モデルは9月いっぱいでオーダーストップとなる見込みです。以降は次期型の先行予約の受付を開始するものと思われます。
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