2022年4月28日、トヨタのスポーツモデル スープラが一部改良を発表した。様々なブラッシュアップはもちろんだが、注目はなんといっても「RZ」に追加されたMT設定だ。
クルマ好き待望の3ペダルMT設定で、日産 フェアレディZの迎撃準備も完了!? その魅力を余すところなくお伝えしたい!
※本稿は2022年5月のものです
文/ベストカー編集部、写真/TOYOTA、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年6月10日号
■電撃発表! スープラ6速MT設定で「打倒フェアレディZ」が加速する!!!
BMWとの協業により、2019年に17年ぶりの復活を果たしたスープラが4月28日、一部改良を受けた。
今回の改良ではステアリング、足回りの改良によるハンドリング性能、乗り心地の向上が全グレードに対し行われたほか、ボルカニックアッシュグレーメタリック、ドーンブルーメタリックといった新たな外板色が設定された。
が、なんといっても注目は387ps/51.0kgm発生の3L、直6ツインターボを搭載するトップグレード、「RZ」に行われた改良だ。
RZは2020年4月にも、エンジン出力がそれまでの340psから大きく引き上げられるなど、とても一部改良レベルではない一部改良が施されたグレードだったが、今回も衝撃的だ。
なんと従来の8速ATに加え、6速MTが新規設定されたのだ。
オーストリアの「マグナ・シュタイヤー」で生産される現行スープラ。
従来の8速ATでもレベルの高い走りを見せてくれたが、一部のアツいファンから3ペダルMTの設定を熱望されていたのは事実。
今回の改良はそんなファンの声に応えたものといえる。
そのほか、1本あたり1.2kgの軽量化が施された新意匠の鍛造19インチアルミ、メーカーオプションとしてタンカラー内装を用意…など、今回もRZに加えられた改良の中身はかなりのレベルといっていいだろう。
今年1月、オートサロンのプレスカンファレンスで豊田章男社長が「日産の皆さん! Zには負けませんから!」とブチかましたが、その言葉を地で行くような今回のアップデート。熱い。熱すぎる。
スープラvsフェアレディZ、1990年代のアツき戦いが今、再び始まろうとしている!
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