毎月足しげく新車ディーラーを回り、「生」の新車情報を届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。今回は国内自動車メーカーの2023年登場予定のニューモデル情報を中心に、中国版オデッセイ投入やeKクロスEVなどの話題をお届け!!
※本稿は2023年1月のものです
文/遠藤徹、予想CG/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2023年2月10日号
■トヨタの2023年のニューモデル展開は?
トヨタの2023年におけるニューモデル展開は、1月にプリウス、3月にプリウスPHEV、5月にアルファード/ヴェルファイア、6月にC-HR、8月にランドクルーザープラドの各フルモデルチェンジが濃厚になっています。
次期型プリウスは昨年12月20日に先行予約の受付を開始し、正式な発表・発売は1月10日になります。プリウスのPHEVは3月1日の発表・発売です。
現時点での納期は不明ですが、多くの受注を想定して、当面は過去の実績に基づいた台数で各販売会社へ配車する調整が行われています。
次期型アルファード/ヴェルファイアは、ヴェルファイアのモデル廃止と1グレードでの販売継続と、2つの情報があります。
次期型C-HRはキープコンセプトでの世代交代になる見込みです。現行モデルは2023年4月いっぱいで生産を終了します。
ランドクルーザープラドは、パワーユニットに2.7Lガソリンエンジンと新開発の2.8Lディーゼルターボを搭載する見込みです。
マイナーチェンジでは、8~10月にハリアー、RAV4、カローラクロスが、内外装のデザイン変更、新グレードとボディカラーの設定などによって、商品ラインナップを強化する予定です。
■日産の2023年ニューモデルは車種数が少ない
2023年における日産のニューモデル展開は、3月に新型セレナe-POWER車の発売、中盤以降にアリアのB9とエクストレイルのPHEV追加など小規模になりそうです。
電気自動車であるアリアのB9は、すでに発売されているB6より航続距離の長い主軸モデルとなります。
エクストレイルPHEVは三菱自動車からユニット供給を受けるプラグインハイブリッド車で、エンジンは2.4Lになります。EV走行距離は100km以上を目指して開発を進めています。
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