日本でも大人気のフィアット 500。そのEV版である「500e」を借り出し、同じく可愛い丸目のEV、ホンダ eと比較。可愛さのみならず、走りの味の違いやEVとしての性能の高さもチェック!!
※本稿は2023年2月のものです
文/片岡英明、写真/ベストカー編集部、ホンダ、撮影/中里慎一郎、平野学
初出:『ベストカー』2023年3月26日号
■どちらもユルフワな雰囲気
ドアの枚数は異なるが、似たキャラクターなのがホンダeとフィアット500eだ。
BEVの多くは航続距離を伸ばすために大容量のバッテリーを積んでいる。だからSUVルックが多いが、それと対極にあるのがこの2車だ。航続距離をそれなりと割り切り、コンパクトさにこだわった。だが、ともに強烈な個性の持ち主で、小さくても注目度は群をぬいている。
ホンダeは、クラシックモダンと言えるキュートなデザインがチャームポイントだ。インパネに液晶パネルをズラッと並べるなど、BEVにふさわしい新鮮味も感じ取れる。
フィアット500eは誰が見てもチンクエチェントとわかる明快なデザインだ。2ドアで後席やトランクは狭いが、爽快なオープンモデルも設定して魅力を広げている。インテリアも、イタリアらしい丸を基調にしたシンプルなデザインだ。洒落っ気がある。
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