キャンピングカーを自作して日本中を旅したい! フィアットデュカトキャンパー製作記その1「ベース車を手に入れるのが大変」

キャンピングカーを自作して日本中を旅したい! フィアットデュカトキャンパー製作記その1「ベース車を手に入れるのが大変」

 いつかキャンピングカーを自作して自由に旅したいという野望を持っていた住宅リフォームを生業とする高根氏がついにベース車のフィアットデュカトを手に入れ、内装を中心に自作でキャンピングカーに仕立てていく企画。第1回はなかなか手に入らない正規ディーラー車のデュカトを手に入れてから内装着手まで工程をお届けしよう。

こちらの車両はJABSCOのウルトラマックスHP&水量計、THULE スマートクランプシステムのベースキャリアをニュージャパンヨットより提供を受けて制作しております。


文/高根英幸、取材協力/ホワイトハウス、ニュージャパンヨット

■自作でキャンピングカーを製作して日本中を旅したい!

フィアットデュカトは商用バンとしても利用される一方、欧州ではキャンピングカーのベース車両として人気が高い
フィアットデュカトは商用バンとしても利用される一方、欧州ではキャンピングカーのベース車両として人気が高い

 この企画は、ある男の単純かつ、よくある欲望から始まった。「キャンピングカーを作って、日本中を旅したい~!」

 声の主は私、自動車ライター高根秀幸の実の弟で、住宅などのリフォームを生業とし電気、水道、家具工事などこなす多能工。これまでデリカD:5を車中泊仕様に仕立てて、北海道や四国、九州をクルマで旅して楽しんできた。

 本企画は弟を代弁して私、高根秀幸がお伝えしていく。これからデュカトをベースにキャンピングカーを製作したいと思っている方の参考になれば幸いです。

 カーライフの理想形は、やっぱりキャンピングカーで自由に旅すること。そこで数年前からキャンピングカーを自作しようと、あれこれ妄想してきたのだ。

 ベース車としてはハイエースもいいけれど、できればもうちょっと広い居住空間を手に入れたい。DIYではバンコン(ハイエースなどバンをベースにしたコンバージョンモデル)が基本形となるため、ボディの外枠を大きく改造するのは専門業者でなければ不可能。

 だからできるだけ大きなベース車両を探し求めていて、マイクロバスをベースも検討していたところ、フィアットデュカトの正規輸入が発表されたのだ!

 デュカトはキャンピングカーのベースモデルとして欧州では長年人気を誇ってきたモデルで、2022年に日本国内へもベースモデルを輸入販売すると、インポーターのステランティスジャパンが発表したのだ。これなら並行輸入車より安心だし、価格もグンとリーズナブルになる。

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