【大阪MCショー速報】発売されたばかりのCB750ホーネットは大型なのに手頃なサイズ感がマル【モーターサイクルショー2025】

【大阪MCショー速報】発売されたばかりのCB750ホーネットは大型なのに手頃なサイズ感がマル【モーターサイクルショー2025】

 ついに国内導入され、2月13日に発売されたばかりのCB750ホーネット。大阪MCショーで実車が展示されていたので、ディティールとまたがりをチェックしてみた。

 
文/沼尾宏明
 

より攻撃的なスタイルをゲット、足着き性も良好だ

 日本と欧州で一世を風靡した「ホーネット」の車名を引き継ぎ、海外で2023年にデビューしたストリートファイターのCB750ホーネット。兄弟車で共通の755cccc並列2気筒を搭載するXKL750トランザルプが日本導入されたのに対し、ホーネットは国内に設定されていなかった。

 しかし2025年型のモデルチェンジを機に国内導入が決定。2月13日から103万9500円で発売開始となった。車体色はマットバリスティックブラックメタリックとデジタルシルバーメタリックの2色だ。

 2025年型では、エンジンや車体などの基本設計を引き継ぎながら、スタイルと装備を大幅に刷新。開発コンセプトは「ワインディングを、都会を、颯爽と駆け抜けるパフォーマンスミドルスポーツ」で、ストリートでの実用性と郊外でのファンライドの両立を狙った。

 まずデザインは、フロントマスクを大きくイメチェンし、横2眼ヘッドライトのシャープなデザインに。メーターは新型の5インチフルカラーTFT液晶となり、新たにターンバイターン式のナビも表示可能になった。



2025年型ホーネット750(ホンダ)。歴代ホーネットのようにグラマラスなボディを意識した。展示車はマットバリスティックブラックメタリックで、純正アクセサリーのラジエターグリル(3万800円)を装着している。



デザインコンセプトはSENSUAL(官能的) & DYNAMIC(力強さ)。ミニマムなマスクからマッシブなタンクを経て、尖ったテールにつながる攻撃的デザインとした。



身長170cm&体重65kgのライダーでは、ごくわずかに上体が前傾。ハンドル位置は高いが、やや前寄りで幅が狭めだ。ステップは若干バック気味。全体的にコンパクトでスポーティな雰囲気だ。



シート高は795mm。足着き性に配慮した設計のため、カカトがやや浮く程度で不安感は少ない。



従来型は尖った顔と縦2眼ライトが特徴だったが、新型は横2眼LEDプロジェクターに両サイドがエッジィなカウルを組み合わせ、一段と攻撃的なイメージに。



シートは段付きのセパレートタイプ。タンデムシート内部にETC2.0車載器が標準で搭載されている。オプションでシングルシートカウルもあり。



従来型は海外で2023年にデビュー。わずか2年で熟成を受け、日本導入を果たした。

 
 
 
 

[エンジン] クラストップ級の91PSをマーク、刺激と扱いやすさを兼ね備える

 755cc並列ツインはコンパクトなユニカム4バルブを採用。270°クランクとダウンドラフト、電スロなどで、低中回転では扱いやすくもパルス感があり、高回転では力強く伸び上がる特性だ。2025年型では排気系の変更などで最新の排ガス規制に対応している。

 最高出力はこの排気量帯でトップレベルの91PSを発生。パラツインのアッパーミドルでは、スズキのGSX-8Sが80PS、ヤマハのMT-07が73PSだが、ホーネットは段違いのパワーを持つ。

 電脳もこの3車で最も充実しており、パワー、トラコン、エンジンブレーキ制御を統合したライディングモードを3種類+ユーザーから選べる。このクラスのモデルでメーターに簡易ナビを表示でき、ETC車載器が標準で揃うのは貴重だ。



エンジンは270°クランクのユニカム4バルブ755cc並列ツイン。鼓動感と高回転パワーを兼ね備える。従来型からスリッパークラッチも搭載。



エンジンはコンパクト。ユニカムとダウンドラフト構造の吸気レイアウトが小型化に貢献している。オプションで上下対応のクイックシフターも装着可能だ。

 
 

[車体] 軽いフレームとサスをセット、ライバルより小回りが得意だ

 フレームは、軽量&高剛性の鋼管スチール製。構造やレイアウトの最適化と各部パーツの軽量化により、スポーティーでミドルスポーツらしい軽快さを実現している。

 足まわりはショーワ製倒立SFF-BPフォークと7段階調整式プロリンクリヤサスの組み合わせ。2025年型ではサスセッティングを見直し、様々な道路状況に対応できるハンドリングを追求している。

 車体がコンパクトな上に、ライバルと比べ小回りが利くのも魅力だ。GSX-8SとMT-07の最小回転半径が2.9mなのに対し、ホーネットは2.7m。取り回しやUターンがラクで、ビギナーも安心だ。



ショーワ製φ41mm倒立SFF-BPフォークに、ニッシン製対向4ポッドラジアルキャリパー+φ296mmウェイブディスクをセット。サスストローク量は前後とも130mmだ。



リヤはプロリンクサスに薄肉鋼管スイングアームを組み合わせる。ブレーキはニッシン製1ポッドとφ240mmウェイブディスクを搭載。

[装備] 最新のTFTメーターを導入、ナビも表示可能になった

 旧型も5インチフルカラーTFT液晶メーターだったが、新型では最新タイプに。スマホ接続機能に加え、ターンバイターン式の簡易ナビも表示可能になった。バックライト付き4方向トグルスイッチを左手元に装備し、各種操作も楽々だ。

 ハイパワーな上に装備も充実したCB750ホーネット。コンパクトで扱いやすい上に103万9500円という価格も嬉しい。このクラスはライバルが多いが、際立つ存在になるか!?



最新の5インチTFTフルカラー液晶メーターを導入。好みに応じて、4パターンの画面表示と2色の背景色が選べる。表面の反射軽減技術により一段と画面が見やすくなったのもポイントだ。バーハンドルはややフラット気味。



他の2025年モデルと共通の4方向トグルスイッチを採用。LED照明付きで夜間でも操作しやすい。



従来型では左側にあったハザードスイッチを右手元に移動した。

CB750ホーネット(2025)主要諸元

・全長×全幅×全高:2090×780×1085mm
・ホイールベース:1420mm
・シート高:795mm
・車両重量:192kg
・エンジン:水冷4ストロークSOHC4バルブ2気筒755cc
・最高出力:67kW(91PS)/9500rpm
・最大トルク:75N・m(7.6kgf-m)/7250rpm
・燃料タンク容量:15.2L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70-17、R=160/60-17
・価格:103万9500円

 

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/450239/

発売されたばかりのCB750ホーネットは大型なのに手頃なサイズ感がマル【モーターサイクルショー2025】【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery3/450239/450242/

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