ヘッドライトコネクターのマイナス線を車体やバッテリーに戻すだけでも変わる
話は横道に逸れましたが、マイナス側端子のカシメに問題があったヘッドライトコネクターを修理するにあたり、新たに製作した配線はメインハーネスに戻すのではなく、エンジンのクランクケースにアースしてみました。
既存の配線ではヘッドライトのマイナス線はメインハーネスに接続され、車体各部の電装品のマイナスと合流して車体にアースされています。その際、プラス側と同様に配線の合流と分流で接点が増えるほど接点抵抗が増加することが考えられます。
そこでヘッドライトコネクターのマイナス端子から直接クランクケースに配線することで、一種のアーシング効果を狙ってみたのです。クランクケースではなく、バッテリーのマイナス端子に接続しても同様の効果が期待できます。
アーシングについては様々な意見がありますが、バッテリーから電装品までの「往路」だけでなく、回路全体を考えれば電装品から車体やバッテリーに戻る「復路」も重要であることは間違いありません。
今回の例では、ヘッドライトを暗く感じる主因は端子部分での配線の不全断裂でしたが、カシメに問題はなくてもマイナス線を車体やバッテリーに接続することで、劇的な効果は実感できなくとも負の要素は取り除くことができます。またヘッドライトだけでなく、ウインカーやホーンなど配線はプラス側だけでマイナスは車体アースという電装品にとっても有効です。
マイナス配線を追加するだけならバッ直用のリレーやヒューズを新たに取り付けるよりローコストで、それらの部品を装着するスペースを考える必要もありません。配線の劣化が少ない高年式車や元より消費電力が少なくLEDヘッドライトモデルには無縁のアナログ対応ですが、旧車や絶版車にとってはこういった手法も有効であることを知っておくと良いでしょう。
- ポイント1・ヘッドライトスイッチがあったころの旧車や絶版車にとって、経年変化による接点の抵抗増加や配線の破損や劣化は光量低下の原因となる
- ポイント2・カシメ部分の状態を確認しやすいギボシ端子だけでなく、コネクター内部端子のコンディション確認も重要
- ポイント3・メインハーネスなどに接続されるマイナス配線を車体やバッテリーのマイナス電極に直結することで接点抵抗の低減が期待できる
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/maintenance/504759/
旧車や絶版車のヘッドライトが暗い!! そんな時は配線の劣化を疑いアース配線を見直してみよう【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery3/504759/504767/





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