高速バスが110分遅れになっただと? 4つのトラブルに見舞われながらも見事な案内で乗客も感謝!!

■冨士山

バスからの富士山は長時間眺めることが可能
バスからの富士山は長時間眺めることが可能

 静岡県も中部から東部へと差し掛かる位置だろうか、天気もいいので車窓には雪化粧した富士山が見えてきた。新幹線の窓から見る富士山も綺麗だが、高速バスの大きな窓から眺める富士山もまた格別だ。ちなみに富士山はどの辺りから見えるのかご存知だろうか。

 新幹線の場合は新富士駅の周辺、富士川橋梁に差し掛かるところから新富士駅を過ぎた辺りなので時間にして数分、新富士駅に停車するこだまでも10分ほどだ。バスの場合は角度がいろいろあり、清水インターの手前くらいからはバスの正面に見えてくる。

方向が変わっても富士山は見える
方向が変わっても富士山は見える

 これは前方の座席に座っていないと見ることは難しいが、側面となると富士インターの周辺、そして御殿場インターの辺りでも見ることが可能だ。また富士インター辺りでは麓は住宅街や工場が広がっているが、御殿場インター周辺はそういったものが少なく、より自然な風景で富士山を撮ることができる。

 直行便など新東名高速道路を使うバスでは、より高いところを走るのでダイナミックに撮ることができるのでお勧めだ。富士山を見ながら楽しんでいると、2回目の休憩場所である足柄サービスエリアに到着した。

 ここでも約10分の休憩が取られ、乗客が一斉に降りていった。この直前に停車した「東名御殿場」では32分遅れだったので、なんとか30分程度の遅れを保っているようだった。ここでも遅れなく全員がバスに戻ったので、予定通り出発した。

■怒涛の接続可能な鉄道路線案内!

渋滞情報が恨めしい!
渋滞情報が恨めしい!

 本線へと戻ると再びアナウンスがあり、やはりこの先で渋滞にかかる予定だという。しかも事故の処理が行われていることもあり、かなり通過に時間がかかるとのことだった。筆者もその様子を見ながら車の動きを見ていたが、通過に1時間以上はかかっただろうか。この事故渋滞が最後のトラブルになりそうだ。

 渋滞を抜けると大井松田インターだが、1時間半以上の遅れになっていた。また横浜市内では交通集中による混雑もあり「東名綾瀬」バス停到着は15時前で、1時間50分ほどの遅れに広がっていた。

 するとここでアナウンスがあり、この先のバス停から連絡可能な他の交通機関への案内が始まった。まず次の「東名大和」では相鉄本線、小田急江ノ島線の大和駅が、「東名江田」では東急田園都市線、横浜市営地下鉄ブルーラインのあざみ野駅が案内された。

道路交通情報で有名な綾瀬バスストップ

 このアナウンスにより、それぞれのバス停で何名か降車していく姿がみられた。地図上で見るとそれほど近いわけではないが、大幅な遅延に対してでき得る限りのリカバリー方法を案内したのだろう。

 そして恐らく終点まで乗車の予定だったのだろうと思うが、途中で降車していく乗客が運転手へ感謝の言葉をかけていたのも印象的で、改めて日夜多くの乗客を乗せて運転する乗務員への気遣いや感謝も必要だと思う瞬間だった。

■最終的に110分遅れ!

道路交通情報で有名な綾瀬バスストップ
道路交通情報で有名な綾瀬バスストップ

 長らく走ってきた東名高速道路ももうすぐ終点だ。東京料金所を15時10分に通過すると、首都高速用賀料金所を15時15分に通過した。隣接する用賀パーキングエリアにはバス停が設置されていて、乗客からの要望と駐車スペースが確保されていれば停車して降車することも可能なのだが、もはやここまで遅れれば東急に乗り換えても大して旅程は戻らないのか、ここでの降車ボタンを押す人は現れず通過した。

ようやく霞が関
ようやく霞が関

 首都高では目立った渋滞には遭うこともなく走行し、霞ヶ関バス停には予定より1時間53分遅れの15時36分に到着した。筆者も当初は東京駅までの乗車予定であったが、この先の予定もありここで下車した。数名の降車と残った乗客を乗せてバスは東京駅日本橋口へと走っていった。

 今回は東名ハイウェイバス「超特急」東京行きに乗車して霞ヶ関バス停までの旅をお届けした。時刻表通りでは東京駅日本橋口まで6時間24分と、新東名高速道路を使う「直行」の5時間10分に対して1時間以上余計にかかるバスで、しかも1時間53分遅れとなって結局8時間6分という夜行長距離バス並みの時間を乗車することとなった。

ありがとう!運転士さん!

 さすがにここまで長時間乗車だと苦痛の方が勝ってしまうかも知れないが、短い移動時間ではできないようなことに向き合ってみるにはいい時間の確保だと思う。ゆっくりと風景を眺めるのもいいし、読書や音楽を楽しむのもいかがだろうか。コンセントも各座席にあり、読書灯も備わっているので致せり尽くせりと言ってもいい。

ありがとう!運転士さん!
ありがとう!運転士さん!

 今回はさまざまなトラブルが詰まった乗車であったが、時には冷静に、的確に対応していただき、遅れに対しては行き先の情報も随時知らせていただいたほか、乗り換えの案内まで行っていただいた2人の運転手にも敬意と感謝の気持ちを伝えたい。

 どうかバスに限らず、公共交通機関を利用した際には安全に目的地まで送り届けていただく乗務員に、感謝の気持ちを忘れないでいただきたい。そんな感想を持った「超特急」の旅だった。

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