アメリカンプロレスの名タッグチーム、ケビン・ナッシュとスコット・ホール。スコットがトラブルに見舞われた時にも、ナッシュは公私にわたってスコットを支えた。ここでは認証不正に揺れたダイハツと、それを支えるトヨタの名コンビ度を探る。
※本稿は2024年9月のものです
文:井元康一郎/写真:トヨタ、ダイハツ
初出:『ベストカー』2024年10月26日号
■トヨタ×ダイハツ(完全子会社)のタッグは良好か?
1967年以降トヨタ傘下にあり、2016年にはトヨタの100%子会社となったダイハツ。現在トヨタグループ内で主力の軽自動車、トヨタブランドで販売するベーシックカー、トヨタの東南アジア戦略の3つのタスクを担ってきたが、2023年に大規模な認証不正が発覚したことでその協力関係が大きく見直された。
ダイハツOEMのトヨタブランド車の販売スコアは悪いものではなく、近年では小型トールワゴン「ルーミー」がスマッシュヒット。小型SUV「ライズ」も大売れした。
にもかかわらずダイハツの利益は下がり続け、経営面の余裕がなくなっていた。関係を修復し、ダイハツのパワーを復活させるには適切な利益の配分など、トヨタ側の意識改革も必要だといえる。
●タッグ良好度……60点/100
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コメント
コメントの使い方知らぬ人が見れば、トヨタが横取りしてるように感じるが、抑々ダイハツは、不正による協力会社への損失金支払いなど。純利益落ちるのは当たり前。例えル-ミ、ライズが売れようが、21年と23年比較してそんなに落ち込んではいない。