徴兵制のある国のクルマはコレだ PHEV、EV、SUV、軽装甲車まで!!

■世界一の自動車生産・販売国 中華人民共和国

’20年に東風ホンダが発表したM-NVはヴェゼルベースの小型EVで、1回の充電での航続距離は最大480km。日本導入に期待
’20年に東風ホンダが発表したM-NVはヴェゼルベースの小型EVで、1回の充電での航続距離は最大480km。日本導入に期待

 アメリカを抜き世界一の自動車生産・販売国となった中国には、数多くの自動車メーカーがあるが、軍用車メーカーでは、トップ5のひとつである東風汽車がそのひとつ。

 中国版ハンビーと揶揄されている猛士は、民生用と軍用(EQ2050)がある。そのほか軍用トラックなども手がけている。

北京汽車はBEIJINGブランドを展開していて、その主力がSUVのX7で、写真は’20年に公開したPHEV
北京汽車はBEIJINGブランドを展開していて、その主力がSUVのX7で、写真は’20年に公開したPHEV

 もうひとつは北京汽車で、中国人民解放軍にジープタイプの4WD車を納入している。

北京汽車が北京モーターショー2020で世界初公開したRADIANCE CONCEPT EVは流麗なエクステリアデザインで注目されたが市販未定
北京汽車が北京モーターショー2020で世界初公開したRADIANCE CONCEPT EVは流麗なエクステリアデザインで注目されたが市販未定

 東風汽車は日産、ホンダと合弁会社を設立しているが、北京汽車は現状では日本メーカーとの合弁会社はない。

■軍用車といえば起亜 大韓民国

起亜スティンガーは’17年にデビュー。ジェネシスG80とコンポーネントを共用する5ドアモデル
起亜スティンガーは’17年にデビュー。ジェネシスG80とコンポーネントを共用する5ドアモデル

 韓国はヒュンダイの1強となっているが、韓国の軍用車といえば起亜。起亜は’98年に経営破綻した後にヒュンダイ傘下となり、現在はヒュンダイ車のコンポーネントを使った市販車を販売し、世界的に人気が高い。

 起亜はこれまで小型ジープタイプのK131ほか軍用車を多岐にわたり韓国軍に納入していている(約14万台)。K131はインドネシアほか周辺国にも配備されている。起亜は軍用車に画期的技術を投入してきたが、’24年に軍用車の新プラットフォームを導入する意向だ。

モハーベは軽量高機動車で、自律走行が可能な燃料電池車として開発される。韓国軍期待の1台だ
モハーベは軽量高機動車で、自律走行が可能な燃料電池車として開発される。韓国軍期待の1台だ

 同時に次世代軍用車のモハーベの開発にも着手。モハーベは軽量高機動車で、自律走行技術が盛り込まれた燃料電池車という先進テクノロジー満載となっている。

■ナンバーワンは老舗のプロトン マレーシア

 マレーシアの軍用車は、戦車、装甲車などを輸入していて自国では開発していない。

X50はプロトン最新のSUVで’20年に発売開始。X70の弟分で、親会社の吉利との共同開発で誕生

 マレーシアの自動車メーカーでは、ダイハツとの合弁会社のプルドゥア、ヒュンダイとの複合会社のイノコムの新興勢力もあるが、ナンバーワンは老舗のプロトン。プロトンは一時期販売シェアを落としたが復活。ロータスはプロトン傘下になって再生に成功。そのプロトンは現在中国の吉利が筆頭株主となっている。

■自動運転技術に欠かせないカメラ技術 イスラエル国

イスラエルではヒュンダイ&起亜という韓国ブランドの人気が高いなか、世界のカローラはイスラエルでも強し!!ヒュンダイIОNIQを抑えて車種別ではトップに君臨。ちなみに9位に三菱アウトランダーが入る健闘
イスラエルではヒュンダイ&起亜という韓国ブランドの人気が高いなか、世界のカローラはイスラエルでも強し!!ヒュンダイIОNIQを抑えて車種別ではトップに君臨。ちなみに9位に三菱アウトランダーが入る健闘

 自動車ではなじみの薄いイスラエルだが、自動運転技術に欠かせないカメラ技術において、モービルアイ社が世界的に注目を集めている。乗用車では、トヨタカローラが一番人気で、メーカーシェアではヒュンダイがトップ。

■最も売れているシュコダオクタビア スイス連邦

 スイスには自動車メーカーのリンスピードのほか、カロッツェリアのスバッロがあるが、今注目されているのは小型EVを製造するマイクロモビリティシステムだろう。スイスで最も売れているのは、シュコダオクタビアだ。

次ページは : ■世界で最も電動化が進む ノルウェー王国

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