■世界一の自動車生産・販売国 中華人民共和国
アメリカを抜き世界一の自動車生産・販売国となった中国には、数多くの自動車メーカーがあるが、軍用車メーカーでは、トップ5のひとつである東風汽車がそのひとつ。
中国版ハンビーと揶揄されている猛士は、民生用と軍用(EQ2050)がある。そのほか軍用トラックなども手がけている。
もうひとつは北京汽車で、中国人民解放軍にジープタイプの4WD車を納入している。
東風汽車は日産、ホンダと合弁会社を設立しているが、北京汽車は現状では日本メーカーとの合弁会社はない。
■軍用車といえば起亜 大韓民国
韓国はヒュンダイの1強となっているが、韓国の軍用車といえば起亜。起亜は’98年に経営破綻した後にヒュンダイ傘下となり、現在はヒュンダイ車のコンポーネントを使った市販車を販売し、世界的に人気が高い。
起亜はこれまで小型ジープタイプのK131ほか軍用車を多岐にわたり韓国軍に納入していている(約14万台)。K131はインドネシアほか周辺国にも配備されている。起亜は軍用車に画期的技術を投入してきたが、’24年に軍用車の新プラットフォームを導入する意向だ。
同時に次世代軍用車のモハーベの開発にも着手。モハーベは軽量高機動車で、自律走行技術が盛り込まれた燃料電池車という先進テクノロジー満載となっている。
■ナンバーワンは老舗のプロトン マレーシア
マレーシアの軍用車は、戦車、装甲車などを輸入していて自国では開発していない。
マレーシアの自動車メーカーでは、ダイハツとの合弁会社のプルドゥア、ヒュンダイとの複合会社のイノコムの新興勢力もあるが、ナンバーワンは老舗のプロトン。プロトンは一時期販売シェアを落としたが復活。ロータスはプロトン傘下になって再生に成功。そのプロトンは現在中国の吉利が筆頭株主となっている。
■自動運転技術に欠かせないカメラ技術 イスラエル国
自動車ではなじみの薄いイスラエルだが、自動運転技術に欠かせないカメラ技術において、モービルアイ社が世界的に注目を集めている。乗用車では、トヨタカローラが一番人気で、メーカーシェアではヒュンダイがトップ。
■最も売れているシュコダオクタビア スイス連邦
スイスには自動車メーカーのリンスピードのほか、カロッツェリアのスバッロがあるが、今注目されているのは小型EVを製造するマイクロモビリティシステムだろう。スイスで最も売れているのは、シュコダオクタビアだ。
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