「アテンザ」の名を捨てたマツダの旗艦 MAZDA6はどこに向かうのか


■次期マツダ6はマツダに相応しい有意義なチャレンジといえる

 最近はクラウンがSUVに変更される噂もあるが、これもやめるべきだ。クラウンは長年にわたり、日本の道路環境に適した安全と快適を追求しており、それはセダンボディがあって実現できたからだ。

 SUVにすれば流行に乗って売れ行きは伸びるだろうが、重くて高重心のボディではクラウンではなくなる。ハリアーの上級車種を開発したいなら、それは別の車名にすべきだ。

 今はセダンの選択肢が激減して、マツダではマツダ3とマツダ6しか用意されない。トヨタもレクサスを除くと、一般ユーザー向けのセダンはカローラ/クラウン/カムリだけだ。

 ここまでセダンが減ると、商品開発次第ではチャンスになる。「セダンが売れない」と言われるが、2020年の輸入車登録台数ランキングでは、BMW3シリーズがメルセデスベンツAクラスやVWゴルフに続いて5位に入り、Cクラスも9位だ。

 従って優れたセダンを開発すれば、むしろ目立つこともある。「セダンが売れない」と言われるほど、セダンは嫌われていないからだ。

 セダンの販売に陰りが見えた時、販売のテコ入れを行わず、商品開発を諦めたから市場規模が大幅に縮小した。「セダンを売れなくした」と考えるのが正しい。

 セダンとワゴンが窮地に立たされる今、後輪駆動になる次期マツダ6は、マツダに相応しい有意義なチャレンジだ。マツダは果たしてセダンを救えるのか! 次期マツダ6に期待したい。

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