インプ&リーフが1&2位!!? ミドルサイズHBワールドトップ10

【番外コラム】日本車“補完”計画 足りない部分はここにある

 根本的な課題として、日本車にはミドルハッチバックが少ない。コンパクトカーに人気を奪われた事情もあるが、現実的に車種を選びにくい。

 運転感覚の個性も乏しい。例えばインプレッサスポーツは、危険を避ける時の安定性などは満足できるが、個性は乏しく印象に残りにくい。

 その点で輸入車は個性が豊かだ。ルノーメガーヌはドライバーが車両との一体感を得やすい。BMW1シリーズや2シリーズは、操舵感などが適度な穏やかさを伴いながらも正確性を高め、少し几帳面な印象も受ける。

BMW1シリーズは日常的な使い勝手のよさが評価された
BMW1シリーズは日常的な使い勝手のよさが評価された

 アウディA3は直列3気筒エンジンでもノイズが小さく、プレミアムブランドらしさを味わえる。メルセデスベンツAクラスには、上級車種に通じる重厚感がある。

アウディA3は3気筒でもプレミアム性を感じられる
アウディA3は3気筒でもプレミアム性を感じられる
上級車種に通じるかのようなゆとりのある走りを披露するベンツAクラス
上級車種に通じるかのようなゆとりのある走りを披露するベンツAクラス

 このようなメーカーやブランドの濃厚な持ち味が、日本車には乏しく、クルマ好きにとっては物足りない。従って価格が高めでも輸入車を選ぶ。

 しかし逆の見方をすれば、薄味で中庸なクルマ作りが日本車の個性とも言える。輸入車と違って、運転中にクルマの個性が意識に介入してこない。誰でも同じように扱える。日常的なツールとしては気持ちがラクだ。

 1位に選んだインプレッサスポーツはその典型になる。

【画像ギャラリー】実際買うならどれにする!!? ベスト10に選ばれたミドルサイズHBの価格帯・諸元をギャラリーでチェック!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!