日産を救ったルノーとの提携が危うい状況に!? 「ルノー・日産・三菱アライアンス」【自動車メーカーのビッグバンを探る】

世界第3位の自動車メーカーグループ。その将来は?

日産を救ったルノーとの提携が危うい状
自動車業界の中で最も長期間に渡り継続しているパートナーシップであるルノー・日産・三菱アライアンス。ゼロエミッション化が加速するなか、連携強化は必須と思われるが……

 2021年の段階において、ルノー・日産・三菱アライアンスを構成する自動車メーカーは、ルノー、日産、三菱の3社に加えて韓国のサムスン(三星)自動車をルノーが買収合併したルノー・サムスン、ルーマニアのダチア、ロシアのアフトヴァースの合計6社。グループ全体の販売台数は1位のフォルクスワーゲングループと2位のトヨタに次ぐ第3位となる。これだけでもこのルノー・日産・三菱自動車アライアンスが巨大なグループであることがわかる。

 一見安泰に思えるルノー・日産・三菱アライアンスだが、実際は微妙なバランスの上に成り立っているという見方もある。1999年には日産を救済したルノーだが、その後の日産の業績回復によって日産の販売台数がルノーのそれを上回るという状況になっている。この状態が両者の力関係に影響を及ぼさないわけはなく、ルノーからの干渉を嫌った日産が反旗を翻すとのウワサが流れたこともある。

 とはいえ、プラットフォームの共用をはじめとするルノーと日産の結びつきはすぐに解消しにくいのもまた事実。金融商品取引法違反によるゴーンの逮捕をきっかけに始まったともいわれる両社の関係性の変化がどのように推移するのか、まだまだ目が離せそうにない。

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