スバルXVは現行、旧型どちらも対応
先代モデルを筆者も所有していたが、スバルXVも立体駐車場に対応した優れたパッケージのSUVだ。ただし現行、旧型ともにルーフレール装着車は全高が1550mmを超えてしまうので、注意が必要だ。
現行型XVのボディサイズは全長4,485mm×全幅1,800mm×全高1,550mm。ルーフレール装着車は+45mm(アドバンスは+25mm)となる。
現行型スバルXVは、2017年4月に登場。次世代プラットフォーム「スバルグローバルプラットフォーム」を採用し、安全性能と走行性能を向上させたのが特徴、また、安全装備は歩行者保護エアバッグに加えて、アイサイトver.3を全車に標準装備している。
搭載するエンジンは当初2L&1.6L水平対向4気筒ガソリンエンジンのみだったが、2018年10月にe-BOXERという2Lエンジン+マイルドハイブリッドシステム搭載車を追加した。駆動方式は全車4WDとなる
2020年9月の大幅改良では内外装の変更に加えて、2Lガソリンエンジンを廃止し、1.6Lガソリンエンジンと2Lのe-BOXERのみとなった。さらに、e-BOXER搭載車では、SI-DRIVEと協調するアダプティブ変速制御「e-Active Shift Control」を新採用した。
XVの新車価格は220万~301万4000円。現行型XVの中古車の流通台数は約450台で価格帯は約123万~約345万円。一方、旧型のXVの中古車の流通台数は約630台で、価格帯は約58万~約262万円となっている。100万円台で旧型だけでなく、現行モデルを選べるのは魅力。
絶版車の日産ジュークはアーバンセレクションのみ対応
国産SUVで最後に紹介するのは、絶版車の日産ジューク。ジュークではローダウンサスペンションを装着したアーバンセレクションのみが対象となる。
ジューク15RX Vアーバンセレクションのボディサイズは全長4,135mm×全幅1,765mm×全高1,550mmとなっている。
ジュークは2010年~2019年まで販売されたコンパクトSUV。1.5L直列4気筒DOHCエンジンのほか、1.6L直列4気筒ターボエンジンも設定。ニスモモデルも用意されていた。
現在、ジュークの中古車は約1300台流通しているが、そのうちアーバンセレクションは約100台で、価格帯は約30万~約200万円となっている。100万円以下で手に入るモデルだが、思ったより流通台数は少なめだ。
輸入車の対応車種は2WD車のみ
国産車に続いては輸入車編。まずは、現在筆者の愛車となっている現行型プジョー2008。ボディサイズは全長4,305mm×全幅1,770mm×全高1,550mm。
2020年9月に現行型プジョー2008は登場。コンパクトハッチバックの208をベースにクロスオーバーモデルに仕立てている。最低地上高は205mmを確保し、悪路走破性も高めているのが特徴。
搭載するパワートレインは、1.2L直列3気筒ターボエンジン+8速AT。駆動方式は2WD(FF)のみだが、上級グレードのGTにはグリップコントロールを装備し、悪路走破性を向上させている。
コンパクトなボディながら、ラゲッジスペースの容量は434Lを確保。後席を倒せば最大で1467Lまで拡大する。
プジョー2008の新車価格は317万~358万円。中古車はまだ約13台しか流通しておらず、価格帯も約279万~約358万円と新車価格と変わらない。
最後に紹介するのは、2017年4月に導入されたアウディQ2。ボディサイズは全長4,200mm×全幅1,795mm×1,530mm。
アウディSUVのエントリーモデルとなるQ2は、優れた機動性を発揮しつつ上級モデルに匹敵する快適性とユーティリティを確保しているのが特徴。
外観デザインは、ボンネットに立体的な造形を施し、8角形のシングルフレームグリルを高めに配置することでSUVらしさを演出し、クーペを思わせる低いルーフラインが特徴。
デビュー当初は、1L直列3気筒ガソリンターボ、1.4L直列4気筒ガソリンターボの2種類だったが、2020年12月に2L直列4気筒ディーゼルターボを追加。そして、2021年5月にマイナーチェンジを行い、1.5 L直列4気筒ガソリンターボのみとなっている。また駆動方式は一貫して2WD(FF)のみ。
現在、アウディQ2の新車価格は400万~437万円。一方、中古車は約300台流通していて、価格帯は約180万~約450万円となっている。
現行、旧型合わせて9モデルの立体駐車場に対応したSUVを紹介した。なかには100万円以下でも手に入るモデルもあるので、選ぶ楽しさを十分味わってもらえるはずだ。
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