すべてにおいてバランスがとれた超優等生「トヨタ ルーミー」
日本自動車販売協会連合の2022年1月の新車販売台数でもヤリス、カローラに次ぐ3位と、売れに売れているのが、コンパクトトールワゴン「ルーミー」。
全長4mを切るコンパクトボディと、軽自動車並みの最小回転半径4.6mとの合わせ技で取り回しの良さはライバル車と比較しても頭ひとつ抜けている。
ほぼすべてのグレードで両側パワースライドドアを採用したり、高齢者や子どもでも乗り降りがしやすい低床フロア、車中泊などにも対応するフルフラットシートになるシートアレンジの豊富さ、フロントシートへのウォークスルー機能を擁するなど、ファミリーユースの満足度を高める装備が盛りだくさん。
2020年9月にはマイナーチェンジを実施。予防安全機能スマートアシスト、ウェルカムパワースライドドアを標準装備するなどの安全・快適装備もよりいっそう充実。フロントマスクのデザインも変更されて少々精悍な雰囲気に。
パワートレインは、1.0リッター直3エンジン(69ps/9.4kgm)と1.0リッター直3ターボ(98ps/14.3kgm)の2タイプ。いずれもCVTと組み合わされることでキビキビした走りを実現。坂道でもパワー不足を感じることはないだろう。ちなみに、2022年末あたりにはハイブリッドが投入されることは確実と言われている。
実用性、安全性、快適性、走行性能……、どれをとっても合格点以上で、155万6500円~209万円というお値段。コスパも抜群の5ナンバー車。このクルマが売れないはずはない!
ファミリー&レジャーユース層に受ける装備が満載! 「スズキ ソリオ」
ルーミーに負けじと頑張っているのが、一世を風靡したワゴンRの血統を受け継ぐコンパクトトールワゴン「ソリオ」だ。車名からワゴンRが外され、ソリオという名になったのは2005年。2010年に登場した2代目からは新開発のプラットフォームが採用され、ワゴンRから独立したモデルとなった。
そして現在販売されているのは、2020年11月に登場した4代目だ。全長が100mm拡大することで荷室スペースも拡大。35リッターサイズのスーツケースを5個をラクに積載できるというゆとりの後席スペースはスゴい。一方で、最小回転半径は4.8mは先代と変わらず。ボディサイズが拡大されても取り回しの良さは変わらずキープしている。
特筆点は、前席と後席との間のスペースの広さだ。背の高い人が後席に乗っても、脚まわりの窮屈さを感じすることがないほどのゆとりが。これはライバル車を圧倒する広さと言える。また、車内を自由自在に動ける前後左右ウォークスルーも魅力のひとつ。シートアレンジの豊富さに関してはガチなライバルのルーミーに軍配があがるが、居住空間の快適性はソリオに軍配があがる。
スズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」のほか、運転席・助手席SRSエアバッグ、フロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグを装備するなど、安全装備も万全。
1.2リッターのガソリン車なら158万1800円、マイルドハイブリッド車でも185万200円~214万8300円というリーズナブルさも魅力だ。
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