埋もれちゃうのはもったいなさすぎる!! 影は薄いけど、マジメが取り柄のクルマたち

埋もれちゃうのはもったいなさすぎる!! 影は薄いけど、マジメが取り柄のクルマたち

 昔も今も、とかく“派手さ”や“速さ”がもてはやされることは致し方ないところ。いっぽう、ライバルに比べて存在感がなかったり、見た目が地味だったりして脚光を浴びることが少ないクルマも数多く存在する。

 だけど、そんなクルマに限って良い(=マジメな)クルマが多かったりすることもまた事実。何をもって良いクルマと判断するのかは人ぞれぞれで考え方が違うだろうけど、ここでは“もっと注目されてしかるべし”な影が薄いクルマをピックアップ。マジメが取り柄なクルマたちに幸あれ!?

文/FK、写真/スバル、ダイハツ、トヨタ、マツダ、三菱自動車

【画像ギャラリー】地味だけど実はお得!! 機能も装備も価格もとにかくマジメ(21枚)画像ギャラリー

人とは違う軽自動車が欲しい人はこそっと可愛いミラ トコットを選ぶべし

埋もれちゃうのはもったいなさすぎる!! 影は薄いけど、マジメが取り柄のクルマたち
最小回転半径4.4mという取り回しの良さも大きな魅力。衝突回避支援ステム「スマートアシストIII」、SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグも標準装備と、安全面も万全

 今や一大勢力となった軽自動車市場はカテゴリーも多岐に渡り、“可愛い系”と称されるモデルも数多く存在する。

 例えばホンダのNシリーズ、ダイハツのムーヴ キャンバスやキャスト、スズキのラパンやワゴンRスマイルなど、可愛い系の軽自動車は枚挙に暇がないが、本来はこのなかに属するはずのミラ トコットの存在感は少々希薄で、街なかでも見かけることが少ない……というのが正直なところ。

 しかし、自然体で親しみやすく扱いやすい角が取れた優しいスクエアボディと見た目のアクセントとなる前後の丸いランプで他車にはない個性を発揮。シンプルかつ愛着のわくエクステリアも、先に挙げたモデルと比較して決して見劣りしない秀逸なデザインともいえる。

 2021年9月には5つあったグレードが2つに集約されたものの一部グレードに専用ホイールキャップを標準装備したり、ボディカラーを一部変更・追加するなどの改良が行われている。価格も116万2700円からとリーズナブルなだけに、もっと人気になっても不思議ではない一台だと思わない?

このままオサラバ(?)するのはもったいなさすぎるMAZDA6

埋もれちゃうのはもったいなさすぎる!! 影は薄いけど、マジメが取り柄のクルマたち
2020年4月~2021年3月末まで期間限定販売されたマツダ創立100周年を記念する「100周年特別記念車」の一台としてMAZDA6もラインナップ。その際に2.5リッターガソリンターボ車が設定された

 2019年8月、アテンザから車名を変更して登場したMAZDA6。

 低重心ならではの佇まいの良さや操る楽しさを前面に押し出した4ドアセダンと5ドアワゴンのふたつのボディタイプを設定するとともに、エンジンもアテンザから続くクリーンディーゼルと自然吸気のガソリンという2種類に加え、2.5リッターガソリンターボのSKYACTIV-G 2.5Tを新たに導入して幅広いグレードを展開。

 そのなかでも、SKYACTIV-G 2.5T搭載車は加速重視となるファイナルギヤ比の設定や高い制動力を生む17インチ大径フロントブレーキなど、ドライビングが楽しめる装備を充実するだけでなく、スポーティさを演出するブラック塗装のホイールやブラックレザーインテリアを専用設定することで上質さと走りの良さを両立したが、2019年12月に鳴り物入りで登場したSKYACTIV-X搭載のMAZDA3の影に隠れて存在感を発揮することができず……。

 とはいえ、MAZDA6のなかでもSKYACTIV-G 2.5T搭載車は羊の皮を被った狼的な性能を有しているだけに、このまま埋もれていくのは惜しすぎる一台とも言える。

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