未来型デザインが“マッチョ”なイメージを損ねた? 「シボレー 6代目カマロ」
ゼネラルモーターズ(GM)が販売するシボレー カマロが、アメリカンマッスルカーを代表するモデルであることに異論を唱える人はまずいないだろう。
そんなカマロも年の登場以来モデルチェンジを重ね、2015年には第6世代にあたるモデルが登場した。このモデルチェンジでは思いきった変革が行われ、カマロのデザインはそれまでの伝統あるものからよりスッキリとした未来志向なものになった。
だが、ユーザーがカマロに求めていたのはこうした上品な未来感ではなかった。その証拠にモデルチェンジ後の販売成績は大きく降下してしまい、それまでトップの座にあったアメリカンマッスルカー販売第1位の座をフォード マスタングに譲ることになった。
この状況を重く見たGMでは、カマロのフェイスリフトを実施するなどの対応を進めているが、販売状況を大きく改善するまでには至っていないという。挙句の果てにはカマロという車種が近い将来に消滅してしまうというウワサまで出ている始末。
1967年から販売されているカマロが存続の危機に立たされた事実や、今回紹介したいくつかの車種が失敗作の時点で販売を終了していることからも、クルマのモデルチェンジを成功させるのがいかに難しい仕事なのかを理解できる。
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