いくつ覚えてますか…? クルマの「あだ名」は人気の証 懐かしの珍愛称、名愛称

メーカーが公式に愛称を付けていた! ホンダ シビック

 初代シビックが発売された1972年以降、一時的に生産終了された時代はあったものの復活を果たし、今なお販売されているシビックには2代目から7代目までメーカーが付けた愛称があった。

あだ名で呼ばれるのは人気の証! 懐かしの珍愛称、名愛称
大ヒットした初代シビックのコンセプトはそのままに、ブラッシュアップされた2代目シビックだったが、国内、海外ともに初代のような大ヒットとまでには至らなかった

■2代目 スーパーシビック
 1979年に登場し、シリーズで初めて愛称が付けられたのが2代目の「スーパーシビック」。デザイン的には初代を踏襲しながらサイズアップしたボディや、大型のスピードメーターとタコメーターを同軸に配置した「集中ターゲットメーター」など、各部をブラッシュアップ。「初代を超えるシビック」という意味で付けられた愛称だったと言われている。

■3代目 ワンダーシビック
 1983年に発売された3代目「ワンダーシビック」は2代目までのデザインを一新し、角張ったロングルーフデザインの3ドアハッチバックモデルを追加、スポーツグレード「Si」が初めて登場するなど、シビックにスポーティなイメージを定着させることに成功した。

■4代目 グランドシビック
 1987年に発売された4代目の「グランドシビック」はロー&ワイドボディ、4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションを全車に採用するなど、3代目で築いたシビックのスポーティなイメージをさらに高めつつ、内外装の装備を充実させ高級感と快適性も高めたモデルだった。

■5代目 スポーツシビック
 1991年に発売された5代目「スポーツシビック」はその名の通り、歴代で高めてきたスポーティさを全面に出し、合理的な車内空間やファミリーユースを意識していた当初のコンセプトから明確に若者をターゲットにしたスポーツモデルへと変貌した。愛好家からはその型式から「EGシビック」とも呼ばれている。

■6代目 ミラクルシビック
 1995年に登場した6代目「ミラクルシビック」は新開発の高出力型低燃費エンジン「3ステージVTECエンジン」や「ホンダマルチマック」と呼ばれるCVTを採用するなど当時の先進技術を採用、また3ドアモデルにマイナーチェンジでスポーツグレード「タイプR」が採用され、人気を博した。

■7代目 スマートシビック
 2000年に発売された「スマートシビック」が愛称で呼ばれた最後のシビックとなる。3代目以降築いてきたスポーティなイメージから大衆車に立ち戻り、大きな室内空間、燃費、安全性能などを高めたコンパクトカーとなった。

人気はイマイチだったが、あだ名は有名

あだ名で呼ばれるのは人気の証! 懐かしの珍愛称、名愛称
4ドアハードトップモデルは以降のクラウンで標準となるドアガラスを閉めるとセンターピラーが隠れる「ピラードハードトップ」を初採用した

■トヨタ 6代目クラウン「鬼クラ」
 4代目クラウンがその独特な丸みを帯びたスタイリングから「クジラ」と呼ばれ不評だったことを反面教師にしたのか、1979年に発売された6代目クラウン(S110 系)は5代目から続く直線的デザインを強調したモデルとなった。

 先端がせり出したフロントマスクが強面の鬼のような顔に見えることから「鬼クラ」(鬼クラウン)と呼ばれたが、7代目が再び丸みをとり入れたスタイルになったことを見ると、少々やり過ぎだったのかも……。

■日産 2代目シルビア「ハマグリ」
 1975年に登場した2代目シルビア(S10型)の正式名称は「ニュー・シルビア」だが、リアクオーターなどの特徴的なスタイルから「ハマグリ」の愛称で呼ばれた。2シータークーペだった初代とは異なり、2代目は乗車定員も5名となって当時人気のあったスペシャルティカーを意識したモデルとなったが、北米を意識した個性的なスタイルが国内では受け入れられず人気はイマイチだった。

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