バブル時代のイケイケぶりを物語る! 驚愕のあだ名
■BMW3シリーズ E30「六本木のカローラ」
1980年代、バブル期の国産ハイソカー(デートカー)ブームと同時期に発売されたBMW 3シリーズ(E30)はディスコ帰りのギャルをナンパするためのクルマとして大人気だった。その人気は凄まじく、特に六本木では大衆車として知られているカローラ並みに目にすることから「六本木のカローラ」と呼ばれるほどだった。
■メルセデス・ベンツ 190E(W201)「小ベンツ」
日本では1985年に導入が開始されたメルセデス・ベンツ初の小型乗用車が190E(W201)だ。5ナンバーサイズに収まるベンツという意味で「小ベンツ」と呼ばれていた。「六本木のカローラ」と同じようにバブル経済の勢いに乗って大ヒットを記録し、「赤坂のサニー」や「銀座のサニー」と呼ばれるほど街中に溢れていた。
歴史に残る!? インパクト大のあだ名
■トヨタ 3代目セリカ「ブラックマスク」
1981年に登場した3代目セリカ(A60)は通常状態では上向きになっているヘッドライトの下側を回転軸に起き上がるライズアップ式ヘッドライトを採用して話題を呼んだが、マイナーチェンジで通常のリトラクタブル式に変更された。閉じたライトの蓋部分やフロントグリルはブラックになり、ポジションランプといったレンズもスモーク化されるなど、ブラックで統一されたフロントフェイス周りから「ブラックマスク」と呼ばれた。
■ホンダ 初代シティ ターボ2「ブルドッグ」
1981年に登場したシティはもともと街乗りに使用するコンパクトカーだったが、当時は今よりもユーザーが「走り」を求めた時代。翌年追加されたターボよりもさらに過激なモデルとして登場したのがターボIIだった。コンパクトでありながら遊び心のある外観から若者を中心に「ブルドッグ」と呼ばれ人気を博した。
■スズキ マイティボーイ「マー坊」
スズキの軽スペシャルティカー、セルボをベースにリアのルーフを取り去って2シーターピックアップトラック化したマイティボーイは、CMで使われた「スズキのマー坊とでも呼んでくれ」のキャッチコピーから「マー坊」と呼ばれた。当時45万円という低価格の設定もあり、お金に余裕のない若者などに親しまれた。その独特なスタイルから今でもマニアの間では人気のモデルとなっている。
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