【モトを取るのに12年強!!?】「ストロング」より「マイルドHV」が得な理由

 ピュアエンジンとストロングハイブリッドの車両本体価格の価格差は26万4000円ですが、減税額の違いなどもあるので本体価格だけでは物事はすみません。

 スズキのホームページ上にある見積もりサイトで、見積もった乗り出し価格は以下のようになります。結果は2019年11月登録です。登録諸費用は概算額がプラスされています。

●2019年11月登録の場合 登録諸費用込み概算費用
■ピュアエンジン RS(CVT)                                           185万3365円
■マイルドハイブリッド ハイブリッドRS(CVT)        193万8365円
■ストロングハイブリッド ハイブリッドSL(ASG)     209万9665円

 こうして計算してみるとピュアエンジンとストロングハイブリッドの価格差は24万6300円ですが、ピュアエンジンとマイルドハイブリッドの価格差は8万5000円でしかありません。

 さて、JC08モード燃費を元に年間のガソリン代を概算してみましょう。ガソリン料金は税別で1リットル145円、年間走行距離を1カ月1000km走行するとして1万2000kmとします。

●各パワートレインの1年間のガソリン代
■ピュアエンジン RS(CVT)                                       7万9750円
■マイルドハイブリッド ハイブリッドRS(CVT)  6万9854円
■ストロングハイブリッド ハイブリッドSL(ASG)     5万9813円

 おもしろいことにそれぞれの差はおよそ1万円となりました。ピュアエンジンに比べて8万5000円高となるマイルドハイブリッドは8年半でモトが取れます。ストロングハイブリッドの場合は12年強の月日が掛かることになります。

 こうして比較するとマイルドハイブリッドならば、比較的モトが取りやすいということがわかります。

 スイフトのようにハイブリッド化によって圧倒的にパワーアップができるわけではない場合、とくにマイルドハイブリッドの存在に意義があると言っていいでしょう。

【画像ギャラリー】マイルドハイブリッド搭載車/セレナ、スバルXV、デイズ&ekワゴン詳細

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