老眼ドライバーは必見!! 目が悪いドライバーには欠かせない重要アイテム[メガネ]のハナシ

■遠近両用メガネやサングラスでの運転に問題はない?

老眼ドライバーは必見!! 目が悪いドライバーには欠かせない重要アイテム[メガネ]のハナシ
メガネを外せば見えるから……と、遠近両用メガネの使用を敬遠している人もいるかもしれないが、度数が比較的弱い老眼初期の頃から遠近両用メガネを使用することで、その見え方に慣れることができるというメリットも。少しでも近くが見づらいと感じたら、早めにメガネ専門店に相談したほうがいいだろう

 目が悪いベテランドライバーの運転には最適とも思える「遠近両用メガネ」だが、気になるのが、その使用に関して法律上問題はないのか? という点。

 免許の取得や更新時の適性試験を定める道路交通法施行規則の第23条では、メガネなどによる矯正視力に関する細かな規定はないため、「遠近両用メガネ」を使っての運転は特に問題はない。

 もちろんこれは、先ほども述べた基準となる、両眼で0.7以上かつ一眼で0.3以上という合格基準を満たしていればの話だ。

 とはいえここで気をつけたいのが、運転用のメガネは度が強いものが良いかといえば、そういうわけでもないところ。

 遠くを見たいがためにあまりに度が強すぎるレンズを選んでしまうと、目の疲れや集中力の低下など、安全運転を妨げてしまう可能性があるからだ。

 また、運転用のメガネの一種として思い浮かぶのがサングラスだが、こちらも、運転中に使用することを禁ずるルールは特にない。

 ただし、JIS(日本産業規格)では、運転中に使用できるサングラスの基準として、視感透過率8%以下のレンズは昼間ではあっても運転時の使用は禁止、夜間や薄暮時の運転では、視感透過率75%以下のレンズは使用禁止という決まりが設けられている。

 これに外れるものを持っていたり、着用すること自体は法律違反となることはないものの、JIS規格に合わないサングラスを着用しての運転は「安全運転義務違反」に問われる可能性があるという。

 いずれにしろ、メガネ選びは見え方を十分に確認し、慎重に選ぶことが重要。

 自分に遠近両用メガネや運転用のサングラスが必要かどうかも含め、運転時の視界に少しでも不満や不安があるようなら、専門店そのことを伝え、早めに相談するのがベストだろう。

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