■「WRカーのイメージを再現したロードゴーイングカー」 スバル・インプレッサ22B-STiバージョン
レガシィの後を担うマシンとしてWRCに投入されたインプレッサ。その勢いと活躍は期待以上のもので、1995年から3年連続でマニュファクチャラーズタイトルを獲得。それを記念し、1998年に400台限定で発売されたのが22B・STiバージョンだ。
この22Bは「インプレッサ・ワールドラリーカー97」のイメージを落とし込んだ、WRカーのロードゴーイングモデル。
2ドアのリトナをベースにしたボディは、80mmワイドなブリスターフェンダーを採用しつつアルミボンネットや大型2段可変スポイラーを装備。
前後バンパーはWRカーのイメージを踏襲しながら、ロードユースにマッチするようアレンジされている。
エンジンもスペシャルで、EJ20よりもボアを拡大した2.2リッターのEJ22改を搭載。鍛造ピストンやメタルガスケット、STi Ver.III用タービンなどを組み、最高出力は280psにとどめながらフラットなトルク特性を重視した。
そして、足回りはビルシュタイン製ダンパーとアイバッハ製スプリング、ピレリ製タイヤというWRカーと同一ブランドのパーツでチューンされている。
このように、すべてにわたって手が入れられた22Bは、WRカーの雰囲気をストリートで楽しめる数少ないモデルだ。
【画像ギャラリー】一生ものの1台なら限定スポーツモデルに決まり!!(19枚)画像ギャラリー■「ロードスターらしさを失わないトルク重視のターボ」マツダ・ロードスター ターボ
軽量コンパクトなボディで軽快な走りが楽しめるロードスター。
ライトウエイトスポーツだけに、エンジンのパワーは二の次と考える人も少なくないが、2代目ではモアパワーを求める人に応えるべくターボモデルが登場した。
心臓部に収まるのは、前期に搭載されていた1.8リッターのBP-ZEをターボ化したBP-ZET。
このエンジンは、ワイドレンジでフラットなトルクを発生させつつ優れたレスポンスも実現した、パワーよりもトルクに重点を置いたユニット。それゆえ、後期RS比で最高出力は12psアップだが、最大トルクは4.0kg-mも向上したのだ。
これに合わせ、クラッチやミッションとともに、ドライブ&プロペラシャフトも強化。さらに、ビルシュタイン製ダンパーや17インチタイヤで足回りも締め上げている。
ただ、強力なエンジンを迎え入れたわりに外観はおとなしめ。変更点は、新意匠のスポイラーとスモークドヘッドランプベゼル程度だ。
ちなみに、限定台数は350台で価格は後期RSより22万高の257万円。このプライスでターボ仕様のロードスターが楽しめるのだから、お買い得だったのでは!?
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