なにかと注目のホンダと日産タッグの行方。クルマ好きとしてはパワートレインなど、どうするのよ!? ってのが最大の関心事なハズ。ことに気になるのがe-POWERの今後だ。ホンダにはe:HEVがあるし日産とアライアンス関係の三菱だって伝家のPHEVだってある。となるとe-POWERにどんな未来が待っているのか!?
文:小沢コージ/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】え、これサファリなの!? 内装アルファード並みの豪華さじゃん!! 衝撃の全貌がコレ(11枚)画像ギャラリー■重複分野は統合!? 正直会見は拍子抜け部分も……
やや拍子抜けな「美しい話」ばかり語られた注目のホンダ・日産・三菱共同記者会見。日産内田社長によれば「どちらが上、どちらが下ではない」というし、ホンダ三部社長曰く台湾・鴻海からの買収に関しても「全く(話は)ありません」とか。
ま、最初のマスコミ公開・結婚会見みたいなものなんでネガティブを語りたくないのもわかるけど、それにしても…ねぇ。新しい愛のせめぎ合いや、ちょっとした夫婦ゲンカみたいな部分も話して欲しいところ。両親からのプレッシャーはあったよ…とかさ。
さておき近々ブランドの壁を取り去った車種整理やディーラー統合はないらしいが、根本的には重複する部分は統合し、他にない部分は伸ばすはず。じゃないと一緒になる意味がない。
【画像ギャラリー】え、これサファリなの!? 内装アルファード並みの豪華さじゃん!! 衝撃の全貌がコレ(11枚)画像ギャラリー■喫緊の課題はハイブリッド!! 日産式かホンダ式か!?!?
具体的にフレーム付き大型クロカンは日産パトロールしかないのでホンダブランドで売って欲しいし、国内向けコンパクトミニバン=フリードは日産でも売るべきだろう。
逆に分かりやすくどっちかを省略して統合すべきは同じシリーズハイブリッドの日産e-POWERとホンダe:HEVだろう。三菱PHEVもシリーズ方式だがひとまずプラグイン専用なので外すとして、とくに前者は国内日産では「看板」たる人気コンテンツなんで名前は絶対に消さないはず。だがハードウェアに関しては別だ。
どちらもエンジンをほぼ発電専用に使い、別個の駆動用モーターでタイヤを駆動するシリーズハイブリッド方式はほぼ同じ。どちらかのハードを削る可能性は否定できない。
【画像ギャラリー】え、これサファリなの!? 内装アルファード並みの豪華さじゃん!! 衝撃の全貌がコレ(11枚)画像ギャラリー■燃費&高速域を考えればホンダのe:HEVに軍配か!?
そこで純粋にメカ的にみて優位性があるのはどっちか? って小沢コージが独断と偏見でジャッジするとやっぱりホンダe:HEVだ。まずは燃費スペックで比べると標準ノートX(FF)の1.2ℓe-POWERはモーターピークパワー&トルクが116ps&280NMでWLTCモード燃費28.4km/L。
かたや同じコンパクトハッチのフィットBASIC(FF)の1.5ℓe:HEVは123ps&253NmでWLTC30.2km/L。
高級指向のノートのがトルクは太めだし、より上質指向のノートオーラは最大トルクが300Nmまでハネ上がるが燃費的にはやはりe:HEV有利。
そうでなくともメカ的には高速直結モードがあるe:HEVの方が効率は上。特に高速領域ではそうなる。
さらにエンジン排気量に関しても日産は基本1.2L直3でミニバンセレナで1.4Lだが、ホンダは基本1.5L直4で2Lも普通に選べて絶対的パワー容量が大きい。さらにいうとホンダは直4エンジンなので高速でぶん回しても滑らかで音がイイ!
これは特にハイスピードな欧米マーケットでアドバンテージとなり、e:HEVは高速でぶっ飛ばしてもパワーダウンしにくい。かたや1.2Le-POWERは、バッテリー電源を使い切っちゃうと、高速域ではエンジン発電力が足りなくなってしまいパワーが保てない。
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