今や死語になりつつあるホットハッチ。でも、軽い車体とパワフルなエンジンの組み合わせは“ちょっ速”で、大排気量モデルにも引けを取らない走りは何とも魅力。だったら! もう一度、ホットハッチでカーライフを謳歌してみない?
文/FK、写真/トヨタ、スズキ、ダイハツ、日産
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今や絶滅寸前といっても過言ではないほどまでに減少した国産のホットハッチ。そんななかでも存在感を放っているのが、2017年9月に発売されたスイフトスポーツではないだろうか?
1トンに満たない軽い車体に140psの最高出力を発生する1.4リッター直噴ターボエンジンを搭載し、軽快かつ力強い走りを披露してくれるスイフトスポーツ。
1.4リッター直噴ターボエンジンは、排気ガスの流入量を調節するウエストゲートバルブの開閉に過給がかかりやすく反応に優れたノーマルクローズ制御を採用することで幅広い回転域で鋭い加速を実現。
スポーティなエキゾーストサウンドに仕上げられた排気系をはじめ、吸気系、冷却系、懸架系などもスイフトスポーツ向けに専用設計が施されている。
また、ギヤ比のクロスレシオ化とショートストローク化でダイレクトなシフトフィールを実現した6MT、従来のATの概念を覆すスポーティな6ATとの組み合わせも秀逸だ。
加えて、コーナリング時のロールを抑制しつつ不快な突き上げ感を解消したモンロー製ストラット&ショックアブソーバーもスポーティな走りを支えている。
エクステリアもノーズを前方にせり出すことで躍動感を表現したフロントビューや、軽快さと空力性能のベストバランスを追求したルーフエンドスポイラーなどが存在感をアピール。
しかも、先代モデルから空気抵抗が約10%低減しており、見た目の良さと走行性能の高さを見事に両立しているのだ。
これだけでもホットハッチとして文句がつけようがないスイフトスポーツではあるが、それに輪をかけて賞賛すべきは“安いこと”。
216万4800円から228万9100円という車両本体価格は、もはやバーゲンプライスといっても大げさではないだろう。
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2021年8月に発表されたノート オーラNISMO。
ノート オーラといえば上質にこだわったプレミアムコンパクトカーというイメージが強いが、ことノート オーラNISMOに関してはそのキャラクターが一変。
NISMOのこだわりを満載した“駿足の電動シティレーサー”、要するにホットハッチと名乗るに相応しいジャジャ馬ぶりが大きな魅力となる。
まず、注目すべきはビジュアル。
NISMOのアイコンであるレッドアクセントのレイヤードダブルウイングを採用して、低重心かつワイド&ローフォルムを実現したエクステリアデザインは見るからにスポーティ。
無駄を削ぎ落した新世代のNISMOデザインは、エネルギッシュでありながらも電動車ならではの先進感が巧みに表現されている。
また、高揚感をもたらすハンドリングもノート オーラNISMOを語るうえで見逃せないポイント。
ハイグリップタイヤの性能を最大限に活かすサスペンションの専用化と車体剛性配分の最適化によって、クイックでスムーズなハンドリングと高い操縦安定性を高いレベルで両立している。
しかし、それ以上にホットなのがノート オーラNISMOの真骨頂ともいうべき、俊敏なレスポンスと伸びのある加速だろう。
第2世代e-POWERの特徴を活かした加速性能はもとより、ドライブモードに専用のNISMOモードを設定するなど、ベースモデルとは一線を画す走りは気持ちいいったらありゃしない!
室内空間も走りへの集中と高揚感を掻き立てるスポーティさを強調した演出がなされており、ドライバーズシートに身を委ねた瞬間からテンションが上がることは間違いナシだ。
2024年7月のマイナーチェンジでは4WDの追加やエクステリアデザインの変更が行われたノート オーラNISMO。
メーカーが手がけたワークスチューンドカーが300万円台で買えるなんて、なんともお買い得だと思わない?
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