新車もいい! 中古でもいい!! いま絶対手に入れたい[ちょっ速ホットハッチ]5選

■誰もが憧れるトヨタの「GRヤリス」はタマ数豊富な中古車を狙うべし!?

新車でもいい!! 中古でもいい!! 手に入れておきたい[ちょっ速ホットハッチ]5選
“空力、軽量、高剛性”を追求した車両パッケージと新開発の小型軽量ハイパワー1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボエンジン“G16E-GTS”との組み合わせで、圧倒的な加速と気持ちの良いエンジン回転数の伸びを体感できるGRヤリス

 2024シーズンのWRC(世界ラリー選手権)ではドライバーズタイトルこそ逃したものの、4年連続でマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得したヤリスWRC。

 現役最強のラリーカーと呼ぶに相応しい活躍を見せ続けているヤリスWRCだが、そのベースとなる市販モデルのGRヤリスも“史上最強のホットハッチ”たるスペックを誇る。

 モータースポーツ用の車両を市販化するという逆転の発想で開発され、2020年9月にデビューしたGRヤリス。

 当初のグレード構成は頂点に位置するRZ“High performance”をはじめ、ベースモデルとなるRZ、走りを気軽に楽しめるRS、競技ベースのRCという4つだった。

 しかし、GRヤリスのハイパフォーマンスを存分に味わいたいのであれば、卓越した走行安定性と圧倒的な加速、気持ち良いエンジンの伸びが体感できるRZ“High performance”の一択だろう。

 BBS製鍛造アルミホイール、ミシュラン製Pilot Sport 4Sラジアルタイヤ、前後トルセンLSD、ピアノブラック塗装を施したエアロパーツなどの専用パーツで武装したRZ“High performance”。

 走りもパワフルでヤリスWRC直系といえる272psの最高出力と37.7kgmの最大トルクを発生する小型軽量の1.6リッターインタークーラーターボエンジンのG16E-GTSを採用。

 他にも多板クラッチによる前後駆動力可変システムを採用したスポーツ4WDシステムのGR-FOUR、スムーズな変速をアシストする6速インテリジェントMTをはじめ、その充実装備は枚挙に暇がない。

 2024年4月には新開発8速ATのGR-DAT、視認性と操作性を追求した専用コクピット、出力とトルクを磨き上げた1.6リッターターボエンジン、モータースポーツ現場の声を反映したエクステリアなどを採用した進化型がデビューを果たしている。

 だが、しかし……もっとも安いモデルでも349万円というハイプライスが購入のネックになる人も多いハズ。ならば! タマ数も決して少なくないだけに中古車を狙うのも一考だ。

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■人と被らないホットハッチをお望みならダイハツの「ブーンX4」はいかが?

 中古車でもOKという守備範囲が広い人にとってはある意味、選びたい放題の国産ホットハッチ。なかでも“人と被らない”という条件に重きを置いている人は、ダイハツのブーンX4(クロスフォー)という選択肢はどうだろうか? 

 トヨタの車両企画力とダイハツのスモールカー開発技術・生産ノウハウを結集させた、国内市場では初めてとなる両社の共同開発車として2004年6月に登場したブーン。

 軽乗用車とコンパクト2BOXが交差する市場の開拓を狙って“マイ・パートナー・コンパクト”をテーマに登場したブーンに対し、2006年3月に登場したブーンX4はモータースポーツ参加用ベース車両としてデビューした。

 新開発の936ccツインカム4気筒ターボエンジンはインタークーラーのフィンを冷却して吸気温度を下げることでエンジン性能を最大限に発揮するインタークーラーウォータースプレーを採用して、133psの最高出力と13.5kg・mの最大トルクを発生。

 クロスギヤレシオの5速MTやフルタイム4WDにより高い走破性を実現するとともに、前後スタビライザーやスポーツサスペンションの採用で優れた操縦安定性も発揮した。

 また、MOMOの革巻ステアリング、スモークドガラス、14インチアルミホイール、カラードドアアウターハンドルなど、標準モデルとは一線を画す専用装備もスペシャル感満点。

 2006年の全日本ラリー選手権においてはクラス優勝も達成し、その高い走行性能を世に知らしめた。

 モータースポーツ参加用ベース車両とはいえキーレスエントリー、クリーンエアフィルター付エアコン、運転席シートリフター、電動格納式カラードドアミラーといった快適装備も充実。

 ブーンX4はストリートユースにおいても問題なく使える個性派ホットハッチで魅力もたっぷりなのだが、残念なのは中古車市場でのタマ数は少なさ。その希少性もあって、価格も200万円前後と高値安定状況にあるのが実情だ。

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