できれば普通の2.0Lエンジン車も欲しかった!!
ただ、今回登場した特別仕様車は、レーシーなカスタムが施されていることで、500万円台という高額なモデルになっている。そもそもロードスターは、初代モデル(1989年登場)は、バブル期後期の高級車志向全盛時代でありながら、わずか174万円と非常に手頃な価格で登場したモデルだ。小型でシンプルな構造であることで、軽量なボディと簡素な内装によりコストを削減し、誰もが手に入れやすい価格を実現した結果、ロードスターは若者の心を掴むことができた。
この「手に届く価格」もロードスターの重要な魅力のひとつであり、もちろん走りに特化した仕様も魅力的なのだが、今後「走り」と「価格」というロードスターの本質が維持されなくなってしまうようなことにならないかは心配なこと。できれば、税込289万円~の1.5Lエンジン車に対して、2.0Lモデルが350万円前後で設定され、ユーザーが好きなほうを選ぶことができるようなラインアップとしてほしいと思うのだ。
◆ ◆ ◆
次期型ではパワートレインの電動化が進む可能性もある。はたして「走り」と「価格」というロードスターの本質がどこまで維持されるのか。ソフトトップの2.0Lモデルの発売が待ち遠しい!!
【画像ギャラリー】祝生誕35年!! 誕生35周年を記念したロードスターの特別仕様車「35周年記念車」(13枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方