シエンタの人気が爆発中!! フリードとライバル関係も差は歴然だと!? 年間11万台も売るトヨタセールスのワザ

シエンタはミニバンとして売らない?トヨタの売り方もお見事!

トヨタの中でシエンタの位置取りは上手く、セールスもしやすいので輝く存在となる
トヨタの中でシエンタの位置取りは上手く、セールスもしやすいので輝く存在となる

 シエンタの隠された武器を、トヨタ販売店が分かった上でセールスしてくるからニクい。トヨタはユーザーニーズの把握が早く、圧倒的な広さや快適性を新しく求めるならノア・ヴォクシーを素直に勧めるし、現保有車(コンパクト・セダン等)の乗り味が気に入っているようならシエンタ一択で勝負してくる。

 対してホンダ販売店に行くと、「フリードもステップワゴンも両方乗ってください」となって、どちらも「広くて使いやすいでしょ?」で終わってしまうのだ。

 こうなると「やっぱりザ・ミニバンは好きじゃないです」とは言いにくくなり、どちらもユーザーのストライクとはならないことも多い。フリードの場合はCROSSTARの5人乗りを乗用車ライクな方向で売り込めばいいのだが、フリード全体を「ミニバン」として売ろうとしているので、CROSSTARの魅力が生きてこない。

 トヨタは、シエンタを「ミニバン」ではなく、ヤリスやアクアの「広いバージョン」として売っている。ミニバンが良いならノアヴォクやアルヴェルをどうぞと、わかりやすく割り切っているから、シエンタが唯一無二の存在となって輝くのだろう。

 小さなステップワゴンか、唯一無二の広い乗用車か。個性を味方にして全面に出した方が、結果的には愛されるクルマになるということだ。

PR:かんたん5分! 自動車保険を今すぐ見積もり ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

JMS2025に出なかった大物たちの行方は?最新の注目車対決10番勝負『ベストカー12.26号発売!』

JMS2025に出なかった大物たちの行方は?最新の注目車対決10番勝負『ベストカー12.26号発売!』

ベストカー12.26号 価格590円 (税込み)  あの「ジャパンモビリティショー2025…