番外コラム│自動車部品メーカーが野菜栽培へ!?
さて、こちらでも同じく異業種に積極果敢に打って出た自動車関連企業を紹介しよう。
群馬県太田市の自動車部品メーカー、「石川工業」では長年培ってきた部品作りのノウハウを活かし、レタスなどの葉もの野菜の栽培を昨秋から始めた。
同社はこれまで主にクルマのフレームやシートのパイプ溶接やベンダー加工、プレス加工を行ってきた会社。群馬県太田市はスバルの群馬製作所のある「スバル城下町」だが、国内での自動車産業の将来を見据え、2012年に異業種である野菜栽培事業への参入を決めたとのことだ。
同社社長の石川英利氏は、地元の野菜を直売し、2012年3月に開業した「道の駅おおた」のNPO役員でもあり、その開設準備の際に契約した農家から余っていた野菜をもらったことから、野菜栽培参入を思いついたのだという。
野菜を水耕栽培する植物工場には、既存の施設内の一部を改造することで転用し、1列に4段ある水耕用の栽培棚を作り出した。ここで栽培されるのがリーフレタスやルッコラ、二十日大根、ミニトマトなどの葉もの野菜たち。
ブランド名は「愛菜家(あいさいか)の日常」で、「野菜を愛する人たち全員が家族で、家族単位で野菜を食べてほしい」という願いが込められているんだそう。
水耕栽培は養液栽培のなかで固形培地を必要としない栽培方法のことで、最近になって農業にも採用されてきているのだが、種まきをしてからその植物の成長に合わせて何度か植え替えを行う手間が必要。
非常に手がかかる栽培法なのだが、この栽培法にも同社のこれまでの自動車部品でのノウハウがしっかりと活かされているのだ!
(写真、内容はすべて『ベストカー』本誌掲載時のものですが、必要に応じて注釈等を加えている場合があります)

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