クルマに嫌われる乗り方してない? 乗るたびに愛車を傷めつける4つの悪習

悪習3 物置きがわりに荷物の積みっぱなしにする

クルマに嫌われる乗り方してませんか? 乗るたびにクルマを傷めつける4つの悪習
重い荷物をクルマに積みっぱなしにするのは、足回りや駆動系に大きな負担をかける。荷物の積み方が偏っているなどバランスが悪い場合は、走行中のハンドリングなどに影響を与える可能性も

 ここ最近のクルマはコンパクトカーや軽自動車でも車内空間が広く、そのぶん、トランクやラゲッジスペースなどにたくさんの荷物を積めるようになっている。

 そんな収納性の高さをいいことに、クルマを物置がわりにしているという人もいるかもしれないが、重い荷物をずっと積みっぱなしにするというのはあまり感心できない。

 重い荷物を積みっぱなしにする=重量が増えると、クルマにさまざまな悪影響が考えられるからだ。

 最初に思い浮かぶのが燃費の悪化だろう。クルマの重量が増えれば増えるほど、車体を動かすためのパワーが必要となり、そのぶん、燃料を多く消費することになる。

 一説には100kgの荷物をクルマに載せて走ると3%も燃費が悪化するとも言われており、ガソリン価格が高騰している昨今、この差はかなり大きい!

 また、重量増加による走行性能の低下も見逃せない。加速性能の低下やブレーキをかけてからクルマが停止するまでの制動距離が延びることはもちろん、重心が高くなることによる操縦性の低下などなど、車重の増加は走行時のあらゆる面で悪影響が出ることが考えられるからだ。

 また、タイヤやブレーキにも大きな負荷がかかるため、荷物を積んでいないクルマと比較して、こうした部品の消耗が早くなってしまうということも。

 もちろんサスペンションや駆動系などへの負担も増えるため、常に重い荷物を積んだままの走行は、そのクルマの寿命自体を縮めることにもつながりかねない。

 アウトドア用品をはじめとする趣味のアイテムや、仕事のための道具など、やむを得ないケースもあるかとは思うが、愛車のことを思うのなら、必要のない重い荷物は面倒でもその都度おろすようにしたいものだ。

悪習4 クルマ止めに勢いよくガツン!!

クルマに嫌われる乗り方してませんか? 乗るたびにクルマを傷めつける4つの悪習
駐車の際、スピードを落とすことなくクルマ止めにガツン! とタイヤを当てるような停め方は、タイヤやサスペンションを傷める原因に

 自宅だけでなくコンビニやレストラン、ショッピングモールなど、さまざまな駐車場で、駐車枠からクルマがはみ出さないための目安として設置されているのが「クルマ止め」。

 後ろが見づらい場所でのバック駐車では、後ろに駐車しているクルマや壁に接触する前にクルマを止めてくれるストッパー的な役割として、重宝することも多い。

 このクルマ止めがある駐車場に停める際、ついついやってしまいがちなのが、勢いよく突っ込み、クルマ止めにタイヤを強く当てる停め方。特にクルマ止めにタイヤが当たった際、ガクンと強い衝撃があるような駐車の仕方は、予想以上にクルマに悪影響を与えることになる。

 もちろん一度や二度ではそれほど影響はないものの、日常的にそうした駐車を繰り返していると、サスペンションを傷めたり、タイヤをキズつけてしまうおそれもある。

 また、サスペンションやステアリング周りを構成する部品を適切な状態に調整する、ホイールアライメントに狂いが生じる可能性もありうる。

 こうした駐車時のクルマのダメージを防ぐには、やはり丁寧な運転が重要だ。

 駐車枠内に進入するときは、ゆっくりとバック(または前進)するように心がけ、タイヤがクルマ止めに触れそうなところまできたらさらに速度を落として、衝撃をできるだけ少なくするようにする。

 クルマ止めにタイヤを押し付けた状態もクルマにとってはよくないと言われているため、可能であればクルマ止めに当たるか当たらないかのギリギリの位置で止めよう。

 こうしたタイヤに衝撃を与えるようなシチュエーションはクルマ止めに限った話ではなく、路肩や歩道に乗り上げる場合にも起こりうるため注意が必要。

 ちなみに、歩道に乗り上げての駐車は、路上での駐車のルールを定めた道路交通法(第47条)に違反することになるのでご注意を。

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