普段の生活の場でEVを見て、触る
他にもホンダは、N-VAN:eとN-ONE:eを持ち込み、軽EV2台の乗り比べが楽しそうだった。日産は新型リーフが待ち遠しいだろうがサクラで参加。「ホンダのN-ONE:eは気になりますか」と尋ねたら、「ボディタイプが違うので真っ向ライバルという感じではない。むしろ軽EVの存在を2台して広めていきたい」とのことだった。まったくもって同意。
トヨタもbZ4Xの改良型は間に合わず、現行のbZ4Xを持ち込んでいた。試乗した人に話を聞いてみると「EVがこんなに違和感なく乗れるとは思わなかった」とのこと。この点はまさにトヨタが意図した通りかもしれない。
ダイハツはロッキーのハイブリッドモデルに加えて、小さな新車「eスニーカー」を持ち込んできた。歩行者として歩道も走れるシニアカーだが、デザインがモダンで「超小型モビリティ」として若い人にも受け入れられそうと感じた。
ここ数年、EVは急速に認知を高めたものの、普通のクルマユーザーにとってはいまだに、どこか素直に飛び込めない「溝」があるように思う。
そんな溝を払拭するには、EVにもっと触って、乗ってもらうのが一番。ディーラーに展示するばかりでなく、普段の生活の場で気軽にEVに触れられれば、理解はずっと深まるはずだ。
そんな意味で太田市のイベントは、実に効果的だと思った。来年は記念すべき10周年。試乗会のさらなるバージョンアップに期待したい!

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